2001年に活動を開始したアート集団のチームラボは、「IR(Interconnected Reality:接続現実)」の提供をスタート。スマートフォンなどのデジタルデバイスの操作によって現実空間を変化させる、新感覚のテクノロジーとなっている。
これまでのAR技術との違いは?
技術革新が進み、最近では小売店のアプリや交通安全の教材など、さまざまな形で活用されているAR(Augmented Reality:拡張現実)技術。これは、デジタルデバイスのディスプレイを通して見た現実世界が変化するものだ。
それに対し、今回チームラボが開発したIR技術では、肉眼で見ている現実空間を変化させる。人々はスマートフォンなどを操作し、空間に影響を与えることができる。まさに「接続現実」という名前どおりの技術といえるだろう。
福岡の「チームラボフォレスト」でIR技術を体験可能
このIR技術は、福岡県の「BOSS E・ZO FUKUOKA(ボス イーゾ フクオカ)」における常設ミュージアム「チームラボフォレスト」にて体験できる。
人々は、『捕まえて集める森 / Catching and Collecting Forest』と題された空間を、スマートフォン片手に探索。現実空間の壁に映った動物に対し、スマートフォンアプリ内で「観察の矢」をスワイプして投げ込む。それが動物に命中すると、動物は現実空間の壁から消え、アプリ内に表示されるという。また、捕らえた動物を再び現実空間に戻すこともできる。YouTubeにて動画も公開されているため、気になった方はぜひチェックしていただきたい。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/138492
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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