お手軽に極上のリラックス空間を作れる睡眠ギア9選【ステイホーム時代の新必需品】

【特集】ステイホーム時代の新必需品

在宅ワークは通勤やオフィスでの人間関係のストレスはないけれど、「何となく疲れが抜けない」という人も。その原因は、実は“睡眠不足”かもしれない。ほとんど家にいると、単調なだけに意外と生活リズムが乱れがち。快眠できる環境を整えて、その疲れを解消しよう。

 

■寝具を買う時は実際に寝てみてから

睡眠は、脳と体を休ませる唯一の手段。質が悪くなると、長く寝ても疲れが抜けないことがある。

「重要になるのが、睡眠環境です。さまざまな要因が絡んできますが、寝具に限って言えば、購入する際には、必ず実際に寝てみることです。口コミで評判が良いものでも、自分の感覚には合わないということがありますから」と、睡眠改善インストラクターの福田さんは話す。

最近は、新素材を使ったマットレスもたくさん発売されている。大きく分けて高反発と低反発があるが、どちらがいいのだろう。

「高反発素材は体格が良くて、体重がある人に向いていると思います。人は一晩に20〜30回寝返りをするのですが、それがやりやすいんです。逆に小柄で体重が軽い人は、低反発素材が向いているかもしれません」

また、枕とマットレスはできればセットで購入したほうがいいと言う。

「枕で重要なのが、頚椎のカーブを自然に保てるかということです。マットレスと違う素材だと、立ち姿勢のときの自然な湾曲が保てないことがあるんです。それが寝づらさになります」

最近は、デジタル技術を使って最適な寝具を選べて、快眠に導くものも出てきている。じっくり選んで、快適な睡眠環境を整えていこう。

 

Recovery Adviser代表取締役
睡眠改善インストラクター/温泉入浴指導員 福田英宏さん

プロアスリートをはじめとするスポーツ選手に「リカバリー理論」を指導するほか、休養や健康関連を展開する企業のコンサルティングを手掛ける「疲労回復の専門家」として活動中。

 

■在宅ワーク中の「睡眠不足解消」10カ条

<就寝前>
(1)「寝る場所」と「仕事場所」を分ける
(2)寝室とトイレの照明を 「暖色系」に変える
(3)スマートフォンは就寝1時間前にOFF。スマホを目覚まし時計代わりにしない
(4)就寝90分前に38度~40度の湯船に10~15分浸かる
(5)熱帯夜には冷房を上手く活用する
(6)「安眠&疲労回復アイテム」を活用し、「副交感神経」を優位にする

<起床後>
(7)朝に光を浴びてコップ1杯の水を飲む
(8)朝食は必ずとる

<日中>
(9)時間のメリハリを付け、15時前に昼寝をうまく取り入れる
(10)カフェインを含む飲み物は1日2~3杯まで、15時以降は飲まない

■極上のリラックス空間を作る睡眠&風呂ギア

1. マットレスがエアで動いて理想の眠りへ

NEWPEACE
「AIモーションマットレス」(29万7000円)

内蔵されたエアバッグやヒーターを自動でコントロールして、入眠時から就寝中、起床時の状態を最適に保つ。入眠時には体がフワっと上がって、スーッと落ちるという動きで無重力のような感触で理想の睡眠に導く。スマートセンシング機能も備え、睡眠データを蓄積、特徴や改善点を把握することも可能。

 

2. スマホで全身を撮影して最適な硬さを提案

エアウィーヴ
「マットレス2020シングル」(14万8500円)

高反発マットレスの代表格。中材は肩と腰、足と硬さの異なるエアファイバーが3分割になっている。エアウィーヴ独自の測定システムを使って、これまで蓄積したデータから、個人の体形や体格に合った硬さパターンの組み合わせが可能になっている。

 

3. 今のベッドや布団に重ねて使える

エアウィーヴ
「シングル」(6万6000円~)

今ある寝具の上に敷くだけで、睡眠環境をアップできるマットレス。復元性と通気性の高いエアファイバーは、体圧を分散させ、少ない力で寝返りができるので目覚めも快適だ。

 

4. どの方向を向いても寝やすい

エアウィーヴ
「ピローS-LINE」(2万1780円)

エアファイバーで作られた複数のシートコアを抜き差しすることで、体型や体格に合わせて、高さが調整できる。中央部よりも両サイドが硬い構造になっているため寝返りしやすく、仰向け寝でも横向き寝でも、理想の頭の高さをキープし、理想の頚椎カーブを維持できる。

 

5. 5mm単位で最適な高さを実現

moonmoon
「Dr.Layer」(1万9250円)

通常、かなり高額になるカスタム枕を、リーズナブルにオーダーできる。スマートフォンに専用のアプリをインストールし、必要なデータを入力することで理想の枕にカスタマイズできる。中材はウレタンフ ォームで、ソフト/ハードから選べる。

 

 

6. ありそうでなかった、横向き寝専用枕!

moonmoon
「YOKONE3」(1万9800円)

横向き寝をすることで睡眠時の呼吸をスムーズにして睡眠の質を向上させ、疲労を軽減できる枕。頭部の重みを分散させるウレタン素材を使い、頭から首、肩と腕を支える設計。横向きに寝ることでイビキも少なくなる。高さ調整板で4段階の高さが選べる。

 

7. 寝ている間に疲労回復

リフランス
「しなやか3重ガーゼ パジャマ」(2万5300円)

一般医療機器として届け出されている、着て寝るだけで疲労回復効果が期待できるパジャマ。数種類の天然鉱石の混合体 “プラシオン” でコーティングされた生地を使用。鉱石が発する遠赤外線が、体をリラックス状態に導く副交感神経に作用して疲労が回復できる。

 

8. 光で起こしてくれる目覚し時計

moonmoon
「inti4s」(2万9370円)

太陽光を浴びることで脳内物質のセロトニン分泌が促され体内時計がリセットされる効果を応用。紫外線をほとんど含まない、朝日と同等の最大2万ルクスの光を照射して目覚めを促してくれる。

 

9. パソコン作業で疲れた目も癒してくれる

リフランス
「スリープマスク」(4950円)

面ファスナーと収縮バンドで好みの感触に調整し、目元にしっかりフィットさせて鼻から頬にかけての光を遮断。就寝時はもちろん、出張や旅行の移動中、職場での昼寝などでも使える。プラシオン生地を使い、眼球に直接当たらない設計で目の周りの血行を促進する。

 

>> 【特集】ステイホーム時代の新必需品

※2020年9月6日発売「GoodsPress」10月号掲載記事をもとに構成しています

<取材・文/松尾直俊>

 

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