App Storeの収益、2020年第3四半期もGoogle Playの約2倍

Apple US App Store
 
調査企業Sensor Towerによって、2020年第3四半期(7月〜9月)において、App Storeの収益がGoogle Playの収益を倍近く上回ったことが分かりました。

新型コロナでアプリ消費が加速

Sensor Towerのレポートによると、2020年第3四半期において、App Storeでアプリ購入やサブスクリプションによって生まれた収益は、世界中で前年同期比31%増の190億ドル(約2兆円)となり、Google Playの103億ドル(約1.1兆円、34%増)を大きく上回りました。アプリのインストール数ではGoogle Play経由の283億回に対し、App Storeは82億回に留まりましたが、これは裏を返せば、App Storeで提供されるアプリの課金率の高さ≒質の良さを物語ってもいます。
 
google play app store
 
前年同期比で飛躍的に消費が伸びた理由について、Sensor Towerは第2四半期(4月〜6月)に続き、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が市場に良い影響を与えたと分析しています。外出を控え、自宅で過ごす時間が増えた結果、アプリでの消費が増えたというわけです。同じような傾向は、AmazonやNetflixなどでも確認されています。

TikTokの売上が大爆発

ゲームを除けば、最も収益を上げたのはTikTokでした(中国版のDouyin=抖音も合算)。以下、YouTube、Tinder、Tencent Video、Disney+と続きます。
 
google play app store
 
とりわけTikTokは前年同期比800%、YouTubeは59%の伸びと大爆発したのは、いかに“巣篭もり消費”で動画アプリにユーザーが流れたのかを物語ってもいます。TikTokはダウンロード数でも1位に輝いています。一方で、昨年1位だった出会い系アプリTinderは、新型コロナウイルスが世界的に蔓延するご時世では仕方ないとも言うべきか、5%の伸びに留まりました。
 
 
Source:Sensor Tower via AppleInsider
(kihachi)


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