動植物や身近な持ち物などを観察するときにあると便利なのが顕微鏡だ。顕微鏡というと、研究室などにどっしりと据えられているものというイメージが強い。
しかし近年、手軽に持ち運べるタイプが増えている。今回紹介する「TinyScopeCAM」はポケットサイズ、しかもスマホと連携させて観察・撮影ができる。
1300万画素の高画質
TinyScopeCAMは重さわずか65グラムとかなり軽量小型。しかし肉眼では認識できない極小のものをはっきりと映し出す。ハンディなものとしてはルーペのようなものが多いなかでTinyScopeCAMはスマホと連携する顕微鏡だ。
性能としては、まず1000倍超の高倍率で、2マイクロメートルのものを観察できる。また、ソニーのCMOSセンサーを搭載し、1300万画素超と高品質の画像や映像を撮影できる。
高画質、つまり被写体の細部まで観察ができることになき、開発元は観察例として昆虫の目や葉の細胞、回路基板のチップなどを挙げていて、趣味を超えて活用できそうだ。
iOSは無線で接続
使い方はというと、まずスマホに専用アプリをダウンロードする。そしてiOSデバイスの場合は付属のWi-Fi ボックスをつなげると無線で連携するようになる。
一方のAndroidデバイスは無線のほか、付属のUSBケーブルを活用する。同様にMacやWindowsのパソコンもケーブルでつないで利用できる。
いずれの場合も設定後はTinyScopeCAMがとらえた映像がスクリーンに表示されるようになり、倍率を自在に変えて観察できる。撮影時の解像度の変更も可能だ。
TinyScopeCAMは現在クラウドファンディングサイトMakuakeで有線バージョンが9590円(税込)〜、無線仕様バージョンが1万1200円(税込)〜となっている。すでに目標額は達成し、11月7日まで申し込みを受け付けたのち、年内に配達される見込みとなっている。
- Original:https://techable.jp/archives/139086
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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