スナグパックの新作「コット」はキャンプにもツーリングにもいい感じ

フロアレステントの存在感が増し、コットを使うキャンパーが増えています。

近年は軽くて組み立てやすいものが増えましたが、似たような構造・サイズ感なのに価格帯が幅広く、正直言ってどれを選べばいいのかわからない状況でもあります。

そんなコット事情ではありますが、ソロキャンプ向きでバイクにも乗せやすいローコットがスナグパック(Snugpak)から発売されました。名前はなんのてらいもなく「コット」(1万9800円/税別)。

収納サイズはφ18×38cm。50cmはおろか40cmを切るコットはなかなかお目にかかれません。これならオートバイの荷台にだって載せやすいし、頑張れば徒歩キャンプでも持っていけるかも! 重量も2.2kgでライバルと差はありません。

コンパクト収納ですが、あれこれ接続するなんてことはなく、フレーム、脚、シートというスタンダードな構成。写真には映っていませんが、枕用の袋も入っています。
 

■力不要でスピーディーに組み立て・撤収

では組み立て方を確認していきましょう。

まず、2本のフレームを伸ばしてシートのスリーブに差し込みます。長い1本のスリーブに4つの切り込みが入っているので、切り込みがないほうにポールを密着させるイメージで差し込むと、途中で切り込みから飛び出ることもありません。

そして脚のレバーがない側をフレームに当てたら、レバーがある側を、指でレバーを引っぱりながら上のフレームに当ててグッと内側に立てるようにします。するとカチッとロックがかかり両側ともフレームにしっかりハマります。

どうしてもわからない時は、YouTubeの組み立て動画を参考に!

ちなみに撤収時は、レバーを軽く引っ張り、外側に倒すように力をかけるとロックが外れます。

4本の脚をすべて取り付ければ完成。裏返しに取り付けるよりも、シートを立てて作業すれば力の弱い人でも簡単に取り付けられますよ。

 

■ソロテントにうれしい高さ12cm

▲モデルの身長は173cm。まだまだ余裕があります

組み立てサイズは190×64×H12cm。ライバルたちよりも数cm低く、ソロキャンプ用の小さめテントにも入れやすくなっています。ハリ感もあり、静止耐荷重120kgとスペックは十分でしょう。幅はややスリムですが、定番マットレスの「Zライトソル」よりも10cm以上広いのでご安心を。

コットの上で体を動かしてもギシギシ音がないので朝までよく眠れます。

アルミ合金の4本脚は三角形なので安定感が違います。3本脚のローコットは端に座ると反対側が持ち上がってコット全体が傾くことがあるのですが、この「コット」は比較的端のほうに脚を装着するので傾きにくいという点も◎。

生地は420Dポリエステルリップストップ。中にタオルなどを入れて枕にできる袋も付いています。

*  *  *

スナグパックが満を持して送り出す「コット」は、快適(Comfortable)、コンパクト(Compact)、コスパよし(cost-effective)と、3つのCがそろった良品です。

>> スナグパック

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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