著名アスリートのグループが手を組んで、4780万ドル(約50億6000万円)をHypericeに投資した。同社は、スポーツ選手やフィットネス愛好家がワークアウトや試合後の回復を早めるための医療機器を開発している会社だ。
会社を支援するのは、野球、バスケットボール、フットボール、サーフィン、テニスなどの以下のビッグネームだ。
- Seth Curry(セス・カリー)
- Anthony Davis(アンソニー・デイビス)
- Rickie Fowler(リッキー・ファウラー)
- DeAndre Jordan(デアンドレ・ジョーダン)
- Jarvis Landry(ジャービス・ランドリー)
- Patrick Mahomes,(パトリック・マホームズ)
- Christian McCaffrey(クリスチャン・マカフリー)
- Ja Morant(ジャ・モラント)
- 大阪なおみ
- Chris Paul(クリス・ポール)
- Doc Rivers(ドック・リバース)
- Ben Simmons(ベン・シモンズ)
- Kelly Slater(ケリー・スレーター)
- Fernando Tatis Jr(フェルナンド・タティス)
- J.J. Watt(J.J・ワット)
- Russell Westbrook(ラッセル・ウェストブルック)
- Trae Young(トレイ・ヤング)
新たな投資は「カリフォルニア州アーバイン拠点の同社に7億ドル(741億円)の会社価値をもたらす」と同社の声明に書かれており、資金は営業とマーケティングと製品開発に使用されるとのこと。
そしてこのスポーツ医療技術開発会社を支える投資家はプレーヤーだけではない。米国トップの各スポーツリーグの投資部門もHypericeを支援している。NFL所属32チームのために戦略的投資を指揮する32 Equity、野球、バスケットボール、サッカー、アメリカンフットボール、およびNBAの選手会のための投資グループであるOneTeamがそれだ。
声明によると、財務顧問・投資会社のMain Street AdvisorsとSC Holdingsが今回のラウンドをリードした。新たな現金に加えてHypericeは、NBAおよび総合格闘技団体のUFCと、公式回復技術パートナーとして重要なパートナーシップ契約を結んだ。
「Hypericeを始めたのはアスリートのパフォーマンスと選手寿命を改善するためだけではなく、同じ水準の技術を一般の人たちにも提供するためです」と創業者のAnthony Katz(アンソニ−・カッツ)氏が声明で言った。「私たちは何年もかけて、当社製品を毎日使うアスリートたちと強固な関係を築いてきました。彼らを投資家として会社に迎えることは、当社ブランドとの深い結びつきを考えればごく自然な成り行きです」。
次の大きな一歩は、アスリートのパフォーマンスを監視、管理して最適な休憩・回復時間を、ウェアラブルデバイスやApple HealthやStravaなどのサービスから得た情報に基づいて推奨するソフトウェアサービスだ。
「Hypericeを使い始めてから、トレーニングの効果を最大限に高め、競技にむけて体を準備するためには、いかに回復が重要なのかを知りました」とテニスのスーパースターである大坂なおみ選手が声明で語っている。「Hypericeは私の体と全身の健康を改善してくれました。私はこれが長く健康的な選手生活を送る基盤になることを知っています。それが投資した理由であり、私はこの立場を利用して全アスリートに対して回復を真剣に考えることを奨励していきます」。
カテゴリー:ヘルステック
タグ:Hyperice、資金調達
画像クレジット:Matthew Stockman / Getty Images
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/10/09/2020-10-08-a-developer-of-therapy-devices-for-athletes-is-now-worth-700-million-thanks-to-superstar-backers-like-naomi-osaka/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Jonathan Shieber
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