スーパーなどで食品の賞味期限や消費期限が近づくと、それらは「見切り品」と呼ばれ、割引シールが貼られた状態で販売される。しかし、売れ残った見切り品は最終的に廃棄されてしまう。
そうした食品廃棄の問題を解決すべく、広告サービス「Fosal(フォーサル)」が登場。同サービスは、メディア事業やSIer事業を手がける株式会社スタイル・フリー(以下、スタイル・フリー)によってリリースされた。
見切り品の販売を支援する広告サービス
Fosalのネーミングの由来は、「廃棄される可能性がある食品(Food)を救う(Salvage)」というものだ。Fosalでは、小売店などにおける見切り品の販売情報を掲載。店舗側は、来店していない利用客に対して情報発信を行えるようになる。
ユーザーは、PCやスマートフォンを用いてFosalのWebサイトにアクセスすることにより、見切り品の情報をチェックできる。利用にあたって登録は不要だが、ユーザー登録を行うことで「お気に入り店舗」の登録が可能になる。
規格外となった農作物の販売支援サービスも展開
Fosalを手がけるスタイル・フリーは、昨年に「única(ウニカ)」というWebサービスをリリースしていた。こちらは、規格外などの理由で廃棄されてしまう農作物を、生産者と消費者が直接取引できるサービスだ。
まだ食べられる食品が廃棄される「フードロス(食品ロス)」は、大きな社会問題となっている。Fosalやúnicaのようなサービスが普及すれば、フードロス問題の解決に一歩近づくのではないだろうか。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/139285
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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