Appleは常に多くの事案で訴訟を抱えており、その大半が特許紛争や独占禁止法に関するものとなっています。今回、Appleが訴えられた事案もAppleの事業が独占によって公正な競争を阻害しているとするものです。
不当に高額なApple Arcade
Appleによる不当な独占を裁判所に訴えたのはニュージャージー州の男性で、同社の反競争的行動の結果として、Apple Arcadeに不当に高額な料金を支払っていると主張しています。同氏の訴えによると、AppleはApple Arcadeの競合となるゲームサービスをApp Storeから排除し、また他社のアプリストアを認めていないことから、iPhoneにおけるサブスクリプション型ゲームサービスは不当な独占状態にあるとしています。
男性は、Appleによる独占の結果としてApple Arcadeの月額料金は高く設定され、損害が生じていると訴えています。Appleはサブスクリプション型のクラウドゲームはアプリのレビューガイドラインに違反しているためにApp Storeには登録できないとしていますが、訴えではAppple Arcadeの競合となるため排除されているとしています。
男性の訴えが裁判所に認められるかは不明ですが、最近、Appleの独占に関してアメリカ議会下院の委員会でApp Storeの状況改善が勧告されるなど、注目が集まっているのも事実です。今回の訴えは小さな訴訟ですが、Appleのビジネスモデルに大きな影響を与える可能性は否定できません。
Source:AppleInsider
(KAZ)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-318496/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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