【レポ】Apple Watch S6とS5でバッテリー持続時間を比較〜数時間の伸び

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Apple Watch Series 6Apple Watch Series 5の、バッテリー持続時間を比較しました。筆者の常用環境において、Apple Watch Series 6のバッテリー持続時間は血中酸素ウェルネスがバックグラウンドで動作しているにも関わらず、Apple Watch Series 5よりも、3時間〜4時間伸びたことが確認されました。

比較テスト環境

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Apple Watch Series 6と、Apple Watch Series 5のバッテリー持続時間比較テストの内容は、条件をなるべく同じにするために、以下のように設定しました。
 

  • 「省電力モード」移行を促す、「バッテリー残量10%」までの時間を比較
  • ケース径はどちらも44ミリを使用、文字盤は「カリフォルニア」に設定
  • 常時点灯オン、watchOSのバージョンは同じ
  • インストールされているアプリも共通(血中酸素ウェルネスなど、Series 6独自のアプリを除く)
  • 「省電力設定」なし、メールの着信などもいつも通り
  • 電話の着信、トランシーバーは両モデル共にオフ
  • 右手首と左手首にそれぞれ装着。テストごとに装着位置を入れ替え
  • Apple Watch Series 5のバッテリー状態は良好、劣化なし

 
両製品の条件を可能な限り共通化し、省電力設定は行わず、普段通りの生活環境においてバッテリー持続時間に差が出るか比較しました。
 
比較テストは4回行い、うち2回は「約1時間のワークアウト:ウォーキング」を行いました。4回のテストにおいて、バッテリー消費に大きな差は見られませんでしたので、結果を平均値で比較しました。

省電力モード移行通知時のバッテリー残量が、平均18%増加

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バッテリー持続時間比較テストを4回行った結果は、下記の通りです。
 

  • バッテリー残量10%で通知される「省電力モード」移行メッセージがApple Watch Series 5に表示された段階で、Apple Watch Series 6のバッテリー残量は平均28%と、18%多いバッテリー残量を示しました
  • バッテリー残量100%から90%まで減少する時間は両モデルで違いはありませんでした
  • バッテリー残量90%以降、両モデルのバッテリー消費に差が生じ、バッテリー残量10%まで差が拡大し続けました
  • Apple Watch Series 6がバッテリー残量10%に達する時間は、Apple Watch Series 5よりも平均4時間伸びたのが確認されました
  • Apple Watch Series 6では、睡眠中もバックグラウンドで血中酸素ウェルネスが動作しているにも関わらず、Apple Watch Series 5よりもバッテリー持続時間が長くなりました

 
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まとめ

Apple Watch Series 6の44ミリケース径モデルのバッテリー容量は1.17Wh(303.8mAh)で、Apple Watch Series 5よりも3.5%増加しています。Appleは、Apple Watch Series 6のバッテリー駆動時間はApple Watch Series 5と同じ18時間と発表しています。
 
しかし、筆者が4回行ったバッテリー持続時間比較テストで、Apple Watch Series 6は、Apple Watch Series 5よりも明らかにバッテリー持続時間が伸びていることが確認されました。
 
次回は、「高度計」の正確性と、コンプリケーションに「高度計」を常時表示させた際のバッテリー消費の変化を確認し、報告予定です。
 
これまでに、「Apple Watch Series 6とApple Watch Series 2、Series 4、Series 5のパッケージの大きさ比較」「血中酸素ウェルネスとパルスオキシメーターの測定結果を比較」記事を公開しています。
 
本バッテリー持続時間比較テストの結果は、筆者の使用環境におけるものです。ユーザーごとの使用環境により、バッテリー持続時間は異なります。
 
 
(FT729)


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