SoVeC株式会社とKDDI株式会社は、2020年8月31日より、空間認識技術であるVisual Positioning Service(VPS)を活用して、日常空間にさまざまなARコンテンツを表示させるアプリ「XR CHANNEL」の提供を開始した。
同時にコンテンツ第1弾を8月31日~9月10日の期間に、9月26日には第2弾を提供。そしてこのたび、10月18日にコンテンツ第3弾として京都サンガF.C.の公式戦をKDDI「au 5Gスペシャルデー」にて提供すると発表した。
インパクトと臨場感あふれるAR
「XR CHANNEL」とは、スマートフォンやスマートグラスなどで映した街や建物などの3次元情報をVPSによって取得し、日常の風景になじむARコンテンツを表示するアプリだ。
例えば、ARで表示された巨大ロボットがビルや街路樹の位置などを把握しているかのように移動することが可能となる。
同アプリは、デジタル看板やナビゲーション、広告宣伝、エンターテインメント、アート、教育など幅広いユースケースを想定しており、インパクトと臨場感に満ちたさまざまな体験を提供していく。
現在は東名阪、横浜および沖縄のVPS利用可能エリアでのみAR表示が可能だが、今後は日本中どこでも表示できるように順次エリアを拡大中だ。
なお、リリース以降、同アプリにコンテンツを入稿したいというパートナー企業を募集中。希望企業は、表示させたいコンテンツの内容(表示場所、表示期間、3Dコンテンツの保有有無など)を伝えると、コンテンツの制作から提供までをサポートしてもらえるとのことだ。
第3弾の内容は?
そんな「XR CHANNEL」はこれまで、2度にわたりスペシャルコンテンツを提供。
第1弾は「YOKOHAMA STAR☆NIGHT 2020 Supported by 横浜銀行」と題し、8月31日~9月10日の期間限定で提供した。横浜公園から横浜新港エリアをつなぐ4ヶ所の街なかにAR装飾されたSTAR☆NIGHTビジュアルの横浜DeNAベイスターズの選手が登場するというものだ。
第2弾は2020年9月26日限定のKDDI「au 5Gスペシャルマッチデー」でのスペシャルコンテンツ。豊田市駅から豊田スタジアムまでの道のりをVPSを活用した名古屋グランパス関連のAR演出で彩るというものだった。
そして10月18日のコンテンツ第3弾もKDDI「au 5Gスペシャルマッチデー」にて提供予定。同アプリを通じて今季完成した「サンガスタジアム by KYOCERA」の周辺に、京都サンガF.C.の選手やマスコットなどのARが登場するとのことだ。
- Original:https://techable.jp/archives/139849
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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