米国特許商標庁(USPTO)が現地時間2020年10月22日、AirTagsに関する特許2件を公開しました。これらの特許には、AirTagsの収納ケース、キーホルダーらしき内容、体表に貼り付けてモーションキャプチャーやリハビリ運動に活用することも記載されています。
特許の内容
USPTOが公開したAirTags関連特許、「保持リング付きファスナー」「ワイヤレス位置情報タグの取り付けベース」から、AirTagsの取り付け、収納に関する情報、応用例が明らかになりました。
AirTags固定用ループ
図表79Aや79Bでは、AirTagsの溝にループを巻いた後に、固定する方法が図示されています。AppleInsiderによれば、これはキーホルダーに関するアイデアの可能性が高いようです。
AirTags収納ケース
AirTagsを内部に収納するケースのような図表も見つかっています。
AirTags用リング付き収納ケース
こちらの図表が、最もキーホルダーに近いような収納ケースの形状を示しています。
AirTags内部構造
AirTags内部に配置されるバッテリー、構造が確認できるのが上記の図表です。
AirTagsを時計バンドに取り付けるアイデア
小型のAirTagsを時計バンドに取り付け、他のセンサーと連携させ、所定の物体や人物との接触トラッキングを行うことも想定されているようです。
バンドへの組み込み
図表56Aや56Bの、自転車のロックチェーンのようなものにAirTagsを組み込むアイデアも示されています。
ヘルスケア領域での活用
AirTagsを体の各部に貼り付けることで、腰痛の原因となり得る悪い姿勢をしていないかなど、AirTagsの詳細な位置情報を応用し、ヘルスケア領域で役立てるアイデアも考えられているようです。
また、モーションキャプチャーのようにAirTagsを装着したユーザーの動きを追跡し、リハビリにおける運動療法プログラムや、エクササイズへの応用も検討されています。
非常用機器への装着と活用
AirTagsを消火器や、除細動器に取り付けておけば、火災や心停止時などの非常時にも容易にそれらを見つけ出すことが出来ます。
これらの機器からAirTagsに電力供給を行えば、AirTagsのバッテリーが無くなる心配もないと特許には記載されています。
ただの紛失防止タグにはとどまらない?
特許に記載された項目が全て実現するかは不明としても、AirTagsはただの紛失防止タグにとどまらず、多くの応用例が考えられるようです。
Source:USPTO (1), (2) via AppleInsider, Patently Apple
Photo:EverhthingApplePro EAP/YouTube
(FT729)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-323591/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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