短編動画配信サービス「Quibi」は12月1日あたりに廃業

quibi
 
廃業することが発表されたばかりの短編動画配信サービス「Quibi」ですが、12月1日あたりをめどにサービスが停止となることが明らかになりました。

Appleのキュー上級副社長が買収を拒否

スマホのディスプレイに最適化させた5分〜10分間の短い“チャプター”ごとに分けた動画作品の配信プラットフォームQuibiは、TikTok人気などから、大きな期待が寄せられていましたが、廃業の決定が発表されました。
 
Quibi創業者のジェフリー・カッツェンバーグ氏と最高経営責任者(CEO)のメグ・ウィットマン氏は、プラットフォームのアイデアそのものに問題があり、パンデミック禍の状況が向かい風となったことを失敗の理由として挙げています。
 
カッツェンバーグ氏は、Appleのインターネット関連ソフトウェア・サービス担当上級副社長、エディー・キュー氏を含むApple役員にQuibiの売却話を持ちかけましたが、申し出を断られたと10月始めに伝えられていました。

コンテンツの行方は不明

各社がQuibiの買収に乗り出さなかった原因として、プラットフォーム上のコンテンツの所有権は2年しか持たないという特異な契約内容が背後にあったとされています。
 
カッツェンバーグ氏とウィットマン氏は、Quibiを12月1日あたりをめどに廃業すると発表しましたが、コンテンツの移動先などについては触れておらず、今後の動向はTwitter上でハッシュタグ「#Quibi」で追うよう、オープンレターの中で記しています。
 
 
Source:AppleInsider
(lexi)


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