「Remote Testing AI認証」が、AIによるオンライン本人自動認証を実現

新型コロナウイルスの影響で、会場型の試験や研修・講座などの実施が困難な状況にありオンライン化が進んでいる。しかし、オンライン化に伴い、厳正厳格な試験実施が危ういという懸念も浮上。

そこで株式会社イー・コミュニケーションズは、オンライン試験の厳正な運用を可能にするサービス「リモートテスティング」を2020年10月1日に先行リリースした。

そしてこのたび、同サービスにAIを活用した、AIによるオンライン本人認証を可能にするサービス「Remote Testing AI認証」(仮称)を発表。オンライン試験やWeb研修における「替え玉受験」や「なりすまし受講」を防止するサービスとして、2021年1月にリリースされる見込みだ。

不正を許さないプロクターシステム

まずは、「リモートテスティング」について紹介しておこう。

同サービスは、Webカメラとプロクターシステム(映像をリアルタイムで確認・録画しつつ不正監視する試験監督システム)を活用してオンライン試験の不正行為を防止するというものだ。

オンライン試験に際し、監視者が受験者の本人確認と不正の監視・発見をプロクターシステムを通じオンラインで行う。本人確認には運転免許証や生体認証を用いるとのこと。

また、監視者が受験者の不正行為を発見した場合、試験の主催者に通知し、後日映像データから不正判定が行われる仕組みだ。なお、不正行為を発見した時点で受験者に対し警告を促すこともできるという。

同サービスのラインナップとして、本人認証だけの機能を有する「Verify Only」や監視機能だけの「Record Only」、本人認証と監視を行える「Verify &Record」、本人認証・受験監視・合否書換など多機能な「Live Monitoring」がある。

同サービスは、自宅受験でも厳正な試験運用を実現するとともに、主催者側の業務効率化や人件費・会場使用料などのコスト削減、感染症流行時や自然災害時の試験実施などに有効と期待されているようだ。

2020年10月26日現在、一部の顧客限定の先行リリースと予約受付をしており、一般リリースは2020年12月1日を予定している。

3種類の身分証明書に対応!

この「リモートテスティング」は、発表当初より「AIによる本人認証・自動監視」を可能にするAIの活用を視野に入れていた。そしてこのたび、AIによるオンライン本人自動認証を可能にする「Remote Testing AI認証」を発表。「リモートテスティング」での本人認証は監視員によるものだが、そこをAIに置き換えようというのだ。

同サービスでは、身分証明書と本人画像をAIが自動解析し判定することで、オンライン上で本人が受験・受講することを証明できる。現在対応している身分証明書は運転免許証、パスポート、マイナンバーカードの3種類。

「Live Monitoring」「Verify&Record」「Verify Only」に適用可能で、ラインナップがより安価で導入できるという。

PR TIMES(Remote Testing AI認証)
PR TIMES(リモートテスティング)


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