米ペンシルベニア州フィラデルフィアで黒人男性が警察に射殺された事件を受け、現地では抗議デモが起きています。外出禁止令が飛び出す中、地元のApple Storeは店舗の一時的な閉店を決定しました。
暴動に巻き込まれないための対策か
ナイフを所持して接近してきたため、警察官から計14発の銃弾を浴びせられたウォルター・ウォーレス・Jrさんの死は、ジョージ・フロイドさんの事件に続き、黒人に対する理不尽な暴力の象徴として受け止められました。フィラデルフィアでは抗議デモが発生、一部は暴動や略奪騒ぎにまで発展しています。
こうした事態を踏まえ、フィラデルフィアのウォルナット・ストリートに位置するApple Storeは、10月29日から少なくとも11月3日まで一時的に閉店すると発表しました。同じような閉店対応は、フロイドさんの死で発生したデモの際にも全米各地で行われました。
Appleも改善のための取り組みを発表
マイノリティに対する暴力は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と並んで、Appleが6月のWWDCで掲げた重要なテーマの一つでもあります。
WWDCの開幕にあたって、ティム・クック最高経営責任者(CEO)は、警察官によるフロイドさんの殺害が「道理を欠いた」ものだとし、「長きに渡る制度的不平等や社会的不正義」に向き合うべきだと強く訴えかけました。
また、Appleは1億ドル(約104億円)の予算を組み、黒人の開発者やビジネスパートナーをサポートするための「人種公道正義イニシアティブ」を発表、早くも7月には黒人が多くを占める複数の大学とプログラミング教育のパートナーシップを締結しています。
Source:AppleInsider,BBC
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-325503/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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