現実とARの境界を越える作品「Interference」、KYOTO STEAM 2020にて発表!

XRなどを活用し、新しいリアル体験エンターテインメントを企画開発するcuriosity株式会社は、現実世界とバーチャルの世界の狭間の世界を表現したインタラクティブ作品「Interference」を制作。

このたび同社は「KYOTO STEAM 2020 国際アートコンペティション スタートアップ展」にゴールトパートナーとして参画し、同作品を発表する。

見えない相手の「気配」を感じるアート

「Interference」は、センサーとプロジェクションマッピングによるインタラクティブな映像にARを組み合わせたものだ。

映像として映し出された水面には、AR世界の生き物たちの「足跡や波紋」が見て取れる。しかし当然ながら、生き物自体はARのため、肉眼では確認できない。あくまで、リアルな世界からはARの生き物を「気配」としてとらえるというのが大きなコンセプトのようだ。

では、現実とAR世界の境界を越えるとはどういうことか?

それは配置されたiPadのカメラを通して見える映像を見ればわかるという。iPadの画面には、現実では「気配」だけだったARの生き物たちが映り込むが、一方で実際にいるはずのヒトが水のように透明に映り、足元の波紋だけが見えるのだ。このヒトの「波紋」がARの生き物にとって我々現実世界の「気配」として認識されるという。

このように、ヒトとARの生き物は互いに「気配」だけを感じ、干渉しあうという「狭間の世界」を表現した作品が「Interference」なのだ。

公開延期となっていた作品も出展

「KYOTO STEAM 2020 国際アートコンペティション スタートアップ展」は、2021年度に開催予定のアートコンペティション「KYOTO STEAM-世界文化交流祭-2022」に向けたプレ事業として開催されるとのこと。

新型コロナウイルスの影響で一般公開が叶わなかった「STEAM THINKING-未来を創るアート京都からの挑戦 国際アートコンペティション スタートアップ展」と「STEAM THINKING-未来を創るアート京都からの挑戦アート×サイエンス GIG」に出展予定だった作品などが多数出展される。

その多くは「パナソニック株式会社×Konel」「林 勇気×京都大学 iPS細胞研究所」など企業や研究機関がコラボレーションして制作した作品のようだ。

開催期間は2020年10月31日~12月6日。京都市京セラ美術館 東山キューブにて開催され、来館には事前予約が必要とのこと。

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