株式会社テー・オー・ダブリューと株式会社EVERY DAY IS THE DAYおよびARCHI HATCH株式会社の3社は、観光・宿泊施設を4Kの360°映像でオンライン上に再現し、各施設の魅力を発信することで集客をサポートするプロジェクト「DOOR TO THE FUTURE」をスタート。
3社は同プロジェクトを通じ、新型コロナウイルスの影響で厳しい経営状況にある施設への支援と、ユーザーが「いつか行きたい場所」をオンラインで体験できる新しい旅の楽しみ方の提案を行っていく。
4K+360°撮影でリアリティ向上
「DOOR TO THE FUTURE」は、 Webサイトからアクセスするだけで、観光・宿泊施設内の空間を360°自由に見渡したり回遊したりできる。各施設のコンテンツにはチェックポイントがあり、クリックするとより詳細な情報を見ることが可能だ。
コンテンツ制作には、TOWが提供中の「TOWオンラインイベントパッケージ」のメニューである「VREE」を活用。施設内の空間を特殊な4Kカメラで360°撮影し、オンライン上に再現している。
よりリアルな体験を提供することでユーザーの観光・宿泊モチベーションを喚起し、観光・宿泊施設への送客へつなげようというのだ。
また、同Webサイトは日本語と英語の2ヶ国語対応であり、インバウンドへのサポート体制も整備。今後のインバウンド需要も視野に日本の観光業界を盛り上げていきたいとしている。
第1弾は3施設をピックアップ!
「DOOR TO THE FUTURE」の第1弾として紹介されているのが「瀬戸内リトリート青凪」「大川荘」「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」の3つの宿泊施設。
愛媛県松山市にある「瀬戸内リトリート青凪」は、世界的建築家の安藤忠雄氏が建築した美術館をリノベーションしたラグジュアリーホテルだ。瀬戸内海を臨む「インフィニティプール」の開放感が印象的だった。
なお、国内内資系初のミシュラン最高評価や国際ホテルアワード3冠を獲得するなど、国内外から高評価を受けているとのこと。
福島県会津若松市にある絶景温泉宿「大川荘」は、渓谷美が特徴だがその内装も独特。玄関を入ると吹き抜けの空間に浮かぶ舞台が目に入る。ここでは連日午後4時から6時の間にお出迎えの三味線生演奏を開催しているという。
開放的でありながら複雑に見える館内通路の下には水が流れ、三味線の音や渓谷の絶景とともに、優雅な時間・空間を演出している。
山形県鶴岡市にある「SHONAI HOTEL SUIDEN TERRASSE」は、世界的建築家の坂 茂氏が初めて手がけた宿泊施設だ。美しい水田の風景を保ちながらたたずむこの施設は、四季折々の表情を見せる水田に浮かぶように造られている。
基礎部やコア部分以外は木造であり、木の暖かさを感じることができるのも特徴だ。また、館内のショップにはクラフト作品や地ビール、スイーツなど山形と庄内の空気や豊かさを感じられる逸品が取りそろえられている。
- Original:https://techable.jp/archives/141538
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
Amazonベストセラー
Now loading...