TikTok(ティックトック)が新しい機能をテストしている。ユーザーが自身のTikTokプロフィールを通じて気にかけているチャリティーへの募金を集めることができるというものだ。テストグループのユーザーは「Edit Profile」をクリックすると新しいオプションを表示させることができる。このオプションでは、アメリカがん協会、アメリカ心臓協会、赤十字、アメリカ動物愛護協会、ブラックガールズコード、CDC財団といった厳選された組織やチャリティーのリストから選ぶことができる。
選択すると、ユーザーのプロフィールの略歴部分の下に赤い文字でチャリティーが掲載される。ビジターがその組織の名称をクリックすると、寄付ができるスクリーンに案内される。
この機能そのものは募金プラットフォームTiltify(ティルティフィー)で動いており、同プラットフォームが寄付の決済を処理する。
新しいオプションはソーシャルメディアコンサルタントのMatt Navarra(マット・ナヴァラ)氏が見つけた。同氏は米国時間11月10日に新機能のスクリーンショットをツイートした。スクリーンショットではユーザーがどのようにチャリティを加え、ビジターがいかに寄付を行うかが示されている。
このオプションは、TikTokのクリエイターが新型コロナウイルス救済基金を集められるようにした4月の募金機能立ち上げに続くものだ。
当時、募金はTikTokのビデオやライブストリームにユーザーが付けることができるインターラクティブな「寄付ステッカー」という方法でのみ利用できた。
寄付ステッカーがタップされると、タップした人はこらもTiltifyで作動する寄付ができるスクリーンに案内される。
健康機関やよく知られた非営利団体に加え、寄付ステッカー用に選べるチャリティのリストには新型コロナウイルスで活動停止を余儀なくされて打撃を受けた人たちも含まれる。例えば俳優やミュージシャン、教育者、レストラン従業員などだ。
新しいプロフィール機能でも寄付ステッカーに参加しているチャリティや非営利団体を選ぶことができる、とTikTokは説明した。
Facebook(フェイスブック)やTwitter(ツイッター)、Snapchat(スナップチャット)そしてTikTokと、多くのソーシャルメディアプラットフォームが2020年に新型コロナ基金にリソースや資金を提供した。
TikTokの場合、医療福祉などのフロントラインワーカー、教育者、新型コロナのパンデミックで影響を受けたコミュニティをサポートしようとさまざまなファンドを通じて2億5000万ドル(約264億円)を拠出した。また、追加で1億2500万ドル(約132億円)分の広告クレジットを公的健康機関や再建を目指す事業者に提供している。
TikTokは、略歴部分に非営利団体を加える新機能はまだテスト段階にあり、「TikTokコミュニティにとって気になる団体を支援するための別の方法」となることをTechCrunchに認めた。
新機能は、寄付ステッカーをすでに使っているかどうかは関係なくTikTokのTestFlightプログラムのテスターに直接提供されている。
同社はいつからこの機能の一般利用が可能になるのかは明らかにしなかった。
カテゴリー:ネットサービス
タグ:TikTok、SNS、寄付
画像クレジット:Lionel Bonaventure / AFP / Getty Images
[原文へ]
(翻訳:Mizoguchi)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/11/12/2020-11-11-tiktok-test-lets-users-fundraise-for-charity-from-their-profile/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Sarah Perez
Amazonベストセラー
Now loading...