プロが使うプレー分析アプリ「FL-UX Football」、一般クラブなどにも提供開始

RUN.EDGE株式会社は、2020年2月よりリアルタイムプレー分析アプリ「FL-UX Football」を国内外のプロサッカークラブ向けに販売中。

同アプリは、川崎フロンターレやFC琉球、スペイン・バルセロナのコーチ養成アカデミーMBP School of Coachesなどで活用され、効率的なプレーの振り返りや映像の編集・共有など画期的な機能を高く評価されている。

そんな「FL-UX」を学校の部活動や地域のサッカークラブなどでも活用してもらうべく、スマートフォンやタブレットで手軽に使えるよう改良を進め、このたび一般クラブなどに向けて販売を開始した。

充実の機能に注目!

同アプリには2種類の「タギング(タグ付け)」機能がある。アップロードした試合映像の気になるシーンにタグを付けられる「ビデオタギング」と、試合中にプレーの様子を見ながらリアルタイムでタグを付ける「リアルタイムタギング」だ。

付けたタグはすぐにクラウドで共有され、リアルタイムな分析共有・コミュニケーションを実現する。なお、タグは戦略や練習メニューにあわせてカスタマイズ可能。

また、リアルタイムで付けたタグは、選手・フィールド・イベントごとにデータ集計したり時系列に整理して表示したりできるため、データ分析とシーン映像による状況確認がシームレスに行えるのも特徴だ。

さらに、タグ付けされた映像は、プレイリストとして保存しチームに共有することも可能。プレイリストはスマートフォンやPC、タブレットにダウンロードできるため、グラウンドなどのオフライン環境でもプレーシーンを振り返ることができる。

そして、シーン映像に矢印などの描画やコメントをつけたかたちでメンバーと共有することも可能。「あの場面で、もっとこうしたら」というアイデアを矢印やマークで記すことで直感的に伝えることができそうだ。

映像をチャット感覚でライトにやり取りできる機能により、プレー分析はもとよりチームのコミュニケーション強化にもつながるという。

さまざまなチームで試せるプロの分析環境

2018年のW杯ロシア大会から⼩型携帯端末のベンチへの持ち込みが許可され、ツールを活用したリアルタイムプレー分析は世界的に浸透してきた。しかし、一般クラブにとって高度なツールは高価なうえに、操作が複雑という点から導入に二の足を踏むケースもあったようだ。

そんな導入への壁を取り払ってくれそうなのが「FL-UX」。プロチームでも活躍するタギングやプレイリスト作成機能、コメント付加やチャット機能などの操作性を一般クラブ向けに改良されたものを、1チームあたり月額2560円から始められる。

なお、チームの規模や練習スタイルに合わせて3つのプランを用意。なかには、映像の試聴とコメントのみができる試聴ユーザーライセンスといった、保護者やOB・OG向けのライセンスもあるようだ。

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