Instagramが企業やクリエイターアカウント向けにメッセージ内FAQ機能を開発中

Instagramが「Frequently Asked Questions(FAQ)」という新しいプロダクトを開発している。チャットの中でユーザーがよくある質問をタップして企業やクリエイターのアカウントと会話を始められる機能だ。すでにこの機能を利用できるようになっている人たちによれば、他のユーザーとの会話の先頭にオプションとして表示される質問を4つまで作ることができるという。

この機能は、製品やサービスに関する顧客からの質問に対応することが多い企業や、ファンやコラボレーションに関心を持つブランドからの問い合わせが多いクリエイターなどにとって便利だろう。

画像クレジット:@thenezvm

Instagramのメッセージングが新しくなったことに続いてこの機能が登場し、Instagramのメッセージングプラットフォームが拡張されてFacebook Messengerと重なってきたことが鮮明になっている。2020年9月にFacebook(フェイスブック)は、Instagramの受信ボックスをアップグレードするオプション(未訳記事)で、チャットの色を変える、絵文字で返信する、メッセージが消えるように設定するなどMessengerに似た機能を多数利用できるようになったと発表した。このアップグレードでは、InstagramとMessengerのプラットフォーム間でのやりとりもできるようになっていた。

こうした変更から、フェイスブックはInstagramのメッセージングをMessengerと同等にしようとしていることがうかがえる。

画像クレジット:@thenezvm

Facebookページオーナー向けとして、Messengerアプリの設定の「自動返信」セクションに同様のFAQのオプション(Hootsuiteブログ投稿)が導入されていて、ページのオーナーや管理者はよくある質問とその答えを準備しページでの会話の先頭に表示することができる。これはInstagramの新機能とよく似ている。

InstagramはFAQのオプションを開発中(Twitter投稿)であると9月に指摘されていたが、アプリのコードから企業アカウント専用であると見られていた。

しかし、この機能を利用できるInstagramユーザーからの新たな報告とスクリーンショットからすると、FAQは企業アカウントに加えてクリエイターのアカウントでも利用できるようだ。

この機能は米国時間11月23日にソーシャルメディアコンサルタントのMatt Navarra(マット・ナバラ)氏が、@thenezvmのアカウントをクレジットした上で指摘した。

上のスクリーンショットを見ると、@thenezvmはFAQのオプションにアクセスできるようになっていて、この機能は初期テストの段階か、あるいはさらに広い範囲に公開が開始されている模様だ。

ただしTechCrunchがInstagramに詳細を問い合わせたところコメントを拒否されたことから、初期テストの段階である可能性が高そうだ。

カテゴリー:ネットサービス
タグ:Instagram

画像クレジット:Bryce Durbin

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(翻訳:Kaori Koyama)


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