等身大で空間をつなぐシステム「tonari」を手がけるtonari株式会社(以下、tonari社)は、エンジェル・シードラウンドで合計3.4億円の資金調達を完了。One Capital株式会社の主導のもと、Mistletoe Japan合同会社をはじめとした複数社や、数名のエンジェル投資家が参加したという。
ユニークなシステム「tonari」とは?
tonari社は、2017年設立のソーシャルベンチャーだ。Googleでプロダクトマネージャーを務めていたタージ・キャンベル氏と、同社のエンジニアだった川口良氏によって設立された。tonari社のミッションは、物理的な距離による境界のない世界をつくること。人々が距離を気にせず仕事や教育の機会を得たり、コミュニティにアクセスできたりするような世界を目指している。
そして、社名と同名の「tonari」は、離れた2拠点をシームレスにつなげる等身大の映像システム。ほぼリアルタイムの映像やクリアな音声により、スムーズなコミュニケーションが実現する。tonari社はこのシステムを実際に使用し、本社の東京オフィスと葉山研究所を常時接続。さまざまな国籍のメンバーが、お互いの存在を身近に感じながら働いているとのことだ。
将来的な海外進出も視野に入れる
「tonari」は、国内のアーリーアダプター向けに販売が開始されており、株式会社フロンティアコンサルティングなどがすでに採用。現在は、来年の商用化に向けて準備が進められているようだ。
tonari社は今回調達した資金を活用してチームの成長を図り、将来的にはアジア地域や米国への進出も目指すとしている。新感覚のコミュニケーションツールを手がける同社の今後に期待したい。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/142885
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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