LINE株式会社は、AIチャットボット「CLOVA Chatbot」が、東京都立中央図書館(以下、都立中央図書館)の「AIを利用したチャットボットによる自動応対の共同実証実験」に採用されたことを発表。同実験は、来月1日からスタートする。
LINEのトーク上で問い合わせが可能に
都立中央図書館の実証実験に採用された「CLOVA Chatbot」は、LINE株式会社のAIテクノロジーブランド「LINE CLOVA」が提供するもの。最新の機械学習アルゴリズムと自然言語処理技術に基づく強力な対話エンジンによって、高い正答率を実現しているとのことだ。実験では、都立中央図書館が富士通株式会社のシステム環境を通して「CLOVA Chatbot」を活用する。
利用者は、LINEのトーク上で同図書館の利用に関する問い合わせを行えるほか、各種相談に対するレファレンスサービスを受けられる。また、有人チャットへの切り替え機能により、図書館職員に直接問い合わせることも可能となっている。実験の期間は来月1日から同25日まで。チャットボットは期間中24時間対応を行うが、有人チャットの対応時間は図書館の開館時間に準じた形をとる。
利用にあたっては、都立中央図書館のLINE公式アカウントを「友だち」として追加する必要がある。詳細は、同図書館の利用案内サイトにてチェックできる。
チャットボット活用の可能性を探る
東京都立中央図書館は、約210万冊の蔵書数を誇る国内最大級の公立図書館だ。その膨大な蔵書数ゆえ、レファレンスサービスにおいて司書の負担が大きいことなどが課題とされていた。そのような課題の解決やサービスの質向上を目的として、チャットボットを用いた実証実験の実施が決定している。
図書館におけるチャットボットの実証実験といえば、昨年7月に埼玉県の飯能市立図書館も実施していた。今回の実験に対する利用者の反応は、一体どのようなものになるのだろうか?
PR TIMES(LINE株式会社)
PR TIMES(飯能市)
東京都立図書館
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/143216
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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