株式会社電通国際情報サービス(以下、ISID)は、農業データ流通基盤「SMAGt(スマッグ)」に関する実証実験を開始。今月下旬から始まった同実験では、旭化成株式会社(以下、旭化成)が展開する「Fresh Logi™(フレッシュロジ)システム」と「SMAGt」を連携させている。
「SMAGt」と「Fresh Logi™システム」とは?
ISIDが手がける「SMAGt」の名前は、「Smart Agriculture Traceability」に由来。農産品の生産過程と取引状況を、ブロックチェーン技術によって記録するデータ流通基盤だ。現在、自治体や企業の協力を得ながら社会実装の検証が進められている。
そして、旭化成の「Fresh Logi™システム」は、運搬用ボックス「Fresh Logi™ボックス」を用いたクラウド型生鮮品物流システム。同ボックス内における温度や湿度などの環境をセンシングすることで、輸送・保管環境を可視化する。さらに、旭化成のインフォマティクス技術を活用し、青果物の鮮度の推定・予測も行う。
スーパーマーケットで実証実験を実施
実験では、町ぐるみで土づくりに取り組む宮崎県綾町の農産品を、「Fresh Logi™ボックス」によって都内のスーパーへ配送。利用者に対してQRコード経由で情報を提供し、その効果を確かめた上で事業化を目指すとしている。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/143299
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
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