株式会社フォーラムエイトは、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)および中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋株式会社とともに、除雪車両オペレータ育成を目的とした「車両操作シミュレータ」を開発した。
実車両に近い状態で訓練できる
NEXCO中日本グループでは、除雪車両オペレータの高齢化や労働人口減少に伴う担い手不足に備え、新規オペレータの育成が急がれている。そして、特に高度な運転技能が求められる高速道路の除雪については、実車両による訓練の機会が少ないという課題があったとのこと。
そこで、実車両に近い状態でオペレーションの訓練ができる「車両操作シミュレータ」が開発された。同シミュレータには、3次元リアルタイム・バーチャルリアリティソフト「UC-win/Road」を活用。同ソフトは車両ダイナミクスに対応しており、走行時の振動なども高精度に再現するという。
豊富なトレーニングメニュー
「車両操作シミュレータ」の特長のひとつとして、道路のカーブ・勾配、橋梁・トンネル、料金所など、実際の高速道路環境をVRで再現できることが挙げられる。また、「走向コース」「蛇行」「衝突リスク(接触回数)」「車間距離」などの項目によるトレーニング結果診断にも対応している。
さらに、リプレイ機能によって運転操作や走行状況を記録。運転後に、除雪状況などをレビューできるようだ。加えて、複数台のシミュレータの連携にも対応(3台まで)。梯団除雪を想定した訓練も実施可能としている。
「車両操作シミュレータ」の活用により、季節などの条件にしばられずスピーディーにオペレータ教育を行えそうだ。
- Original:https://techable.jp/archives/144192
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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