JetBrainsのコラボレーションツールSpaceはプロジェクトに参加する多様な役割をサポート

Slackが280億ドル(約2兆9100億円)でSalesforceに買収されてから、チームのコラボレーションを支えるツールが燃えている。Notionは超ホットで、2019年はFrame.ioが5000万ドル(約52億円)を調達、Microsoft(マイクロソフト)にはFluidがある。そして、これまでさまざまなプログラミング言語のための統合開発環境(IDE)を開発してきたJetBrainsが、クリエイティブチームのためのオールインワンのコラボレーションプラットフォームSpaceを一般公開した。

2019年からベータだったSpaceは、JetBrainsによるとベータ参加を希望する企業が3万5000社を超えていた。

Spaceは、チャットやチーム、プロジェクト管理、会議のスケジューリング、ユーザーの業種の特性に合ったワークフローそして文書化など、一般的なコラボレーションツールを組み合わせている。ソフトウェアの開発サイクルに合った使い方ができ、今後は企業内の役割や部課などの、特定のニーズを満たすツールを加えていく予定だ。

「JetBrainsはデベロッパーのための企業としてスタートしたが、いまではうちのチームの40%がソフトウェア開発とは異なるクリエイティブを担当している。デザイナーやマーケティング、コピーライターなどだ。Spaceを作ったのは、そういう、仕事が異なる連中が1つのチームとして協働できるようにしたかったから。そのようなニーズは、ほかの企業にも必ずあるはずだ」とJetBrainsのCEOであるMaxim Shafirov(マキシム・シャフィロフ)氏はいう。

Spaceには無料と有料があり、有料は1人月額8ドル(約83円)からだ。また通常のクラウドバージョンのほかに、オンプレミスバージョンも近い将来提供する予定だ。

含まれている機能やツールはチャット、会議、イシューボード、CI / CDの自動化、個人のToDoリスト、そして後から加わった順番制のコードレビューだ。

今後はGoogle CalendarおよびOutlookと同期し、そのほかの人気ツールを統合する。拡張性という面では、SpaceのチームはHTTP APIやウェブフック、SpaceのClient SDK、カスタムフィールド、オートメーションなどを導入している。今後はプライベート設定やマーケットプレースアプリケーションなどもっと他の機能拡張も追加したいという。

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カテゴリー:ソフトウェア
タグ:JetBrains、Space

画像クレジット:The Space platform from JetBrains

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(翻訳:iwatani、a.k.a. hiwa


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