コロナウイルスの蔓延防止のために実家への帰省に自粛を要請されている年末年始。ならばいっそ寝正月を決め込んでみるのはいかがだろうか。たとえば、AmazonプライムビデオやNetflixに見切れないほどの映画やドラマがある。これらを楽しむだけですぐに10日ぐらいは過ごせるはずだ。
寝正月を過ごすと決めたら次は年末年始のご飯だ。年越しそばからおせちにおもち、パーティメニュー……。なんで食べていたら普段の正月と変わらない。寝正月なのだから料理も徹底してサボるのはいかがだろうか。
人気の調理家電を使ったサボ料理、紹介していこう!
料理は徹底して作り置きと冷凍備蓄でほったらかし!
寝正月をサボ料理で過ごすために重要なのが、調理家電の使いこなしだ。せっかく寝正月にずっとキッチンに立っているようでは意味がない。料理の時間も最小限にしたい。
そこで今回はサボ料理の食材としてコストコのさくらどり胸肉2.4kg、そしてもも肉2.4kgをチョイス。合わせて4.8kgの鶏肉を、年末年始のサボ料理用に下ごしらえしていこう。
サボ料理に最低限必要なのが、食材しっかり保存する冷蔵庫と解凍するための電子レンジだ。さらに以下で紹介する最新調理家電があるとより効率的にサボ料理ができるようになる。
家電以外で必要なのは作り置きした料理を保存する保存容器。できるならそのままレンチンできる耐熱容器があるといい。また、冷凍保存と低温調理のために密閉袋も確保しておこう。
サボ料理のためのおすすめ家電
今回、サボ料理のために以下の2つの調理家電をピックアップした。パナソニックの『ビストロ NE-BS2700』はレンジ、オーブンに加えて、グリルやスチームなど多彩な機能を備えたスチームオーブンレンジ。レンジ機能が優れてあり、レンジ加熱だけで様々な料理が作れる「ワンボウルメニュー」を搭載。また、解凍することなくそのままグリル調理できる「凍ったままグリル」機能を搭載。どちらもサボ料理に欠かせない機能だ。
パナソニック
ビストロ NE-BS2700
実勢価格:17万4800円
耐熱ガラスボウルに食材を入れるだけでおまかせ調理ができる「ワンボウルメニュー」を搭載する スチームオーブンレンジ。メニューはパスタ、中華、フレンチ、煮物と豊富。 高性能のセンシング機能により、食材の温度をしっかり検知するため、 沸騰による吹きこぼれや、焦げ付きを抑えて上手に加熱する。また、高火力ヒーターの搭載により、グリル料理が短時間で作れるのもポイント。 凍ったままの食材を 解凍しながら一気に調理することもできる。
そしてもうひとつ、あると便利なのが電気調理鍋だ。材料と調味料を入れるだけで、ほったらかしで調理できる。作り置きすることを考えると、ちょっと大きめのモデルがおすすめ。
ティファールの「ラクラ・クッカー コンパクト」は3Lサイズで、4人分の調理に対応。炒め調理と低温調理ができるができるため、放ったらかし調理にも最適だ。
ティファール
ラクラ・クッカー コンパクト 電気圧力鍋 CY3501JP
実勢価格:2万1800円
圧力調理、蒸す、煮る、炒める、低温調理の5つの調理モードと、カレー、角煮、肉じゃがのレシピモード、そして玄米と白米の炊飯モード、計10種類の調理コースを搭載する電気圧力鍋。食材を入れるだけでほったらかし調理ができる他、最大150℃での炒め調理にも対応しており、この製品だけで煮込む前に軽く焼き色をつけたり、火を入れるといった使い方ができる。底が丸くなった内なべを採用しているため、チャーハンなども作れるのが楽しい。
では、大量の鶏肉を年末年始にさっと食べられるように下ごしらえをしていこう。保存期間のめどとしては冷蔵の場合は5日間、冷凍にすると一か月というイメージ。今年の年末年始は最大11日間の休みなので半分は冷蔵、そして半分を冷凍しておくとよさそうだ。
最強の作り置き食材「鶏ハム」を作る
最初に作りたいのが、低温調理の鶏ハムだ。 この鶏ハムはそのまま食べても美味しいし、パンに挟んだりラーメンに乗せるなど様々な使い方ができる。生野菜に絡めれば、食べ応えのあるサラダもできる。今回買った鶏むね肉はすべて鶏ハムにしてもいいぐらいだ。
鶏ハムは様々なレシピがあるが、今回は『ラクラ・クッカーコンパクト』で作った。 鶏胸肉を観音開きにしたら 1枚につき小さじ一杯の塩と砂糖をまぶし、サランラップで整形する。ここはきれいに丸にならなくても OK。 冷蔵庫で1日寝かせたら、 密閉袋に入れて、低温調理モードで65℃、1時間半加熱するだけだ。
調理が終わったら食べやすいサイズにカットして保存しておこう。 たっぷり作って冷凍庫に入れておくのも手だ。
下味を漬けた鶏もも肉を冷凍保存
続いて長時間保存できるメニューの準備をしよう。鶏もも肉を1枚8~9個にカットし、小さな 密閉袋に6~7つずつ入れていく。 コストコの鶏もも肉は大きめなので、枚数プラス1ぐらいの密閉袋ができれば OK だ。あとはそこに好みの味付けを入れて揉み込んでおく。今回用意したのは以下の5つだ。
1)鶏もも肉の照り焼き風
醤油 大2 酒 大1
みりん 大1 砂糖 大1
2)鶏もも肉のにんにくソース
醤油 大2 酒 大1
みりん 大1 砂糖 大1
にんにく 小2
3)韓国風コチュジャンチキン
醤油 大2 酒 大1
ごま油 大1 砂糖 第1
コチュジャン 大1 にんにく 小1
4)はちみつ入り照り焼きチキン
醤油 大2 はちみつ 大1
酒 大1
5)ケチャップチキン
ケチャップ 大4 醤油 大1
酒 大1 みりん 大1
砂糖 大1 マヨネーズ 小2
にんにく 小2
このように下味につけた状態でチキンを冷凍しておけば、食べたいときに素早く加熱調理できるというわけだ。 例えば、「鶏もも肉の照り焼き風 」は、鶏肉を軽く解凍して 耐熱ガラスボウルに入れて 600Wで7分加熱するだけでいい。
とろみをつけたい場合は加熱後に片栗粉小1、水 小2を加えて、もう1分間加熱しよう。たったこれだけでテリヤキチキンの完成だ。食べるときにマヨネーズを追加すればテリマヨチキンになる。
今回はもも肉をカットしているが『ビストロ NE-BS2700』の場合、 もも肉を1枚のままで冷凍して、グリルで焼くこともできる。また、汁気を切ったあと、片栗粉をまぶしてノンフライ唐揚げにするのも手。味付けして冷凍しておけば、食べたいときにさっと調理できるというわけだ。
野菜を加えたアレンジメニューが簡単に作れる
サボ料理とはいえ、鶏肉だけなのは寂しいもの。そこで純和風の煮物を常備菜のように用意するのはいかがだろうか。用意するのは冷凍の和野菜ミックスだ。これと鶏肉があればかんたんに筑前煮がつくれる。
下味をつけた鶏肉に和野菜ミックスを追加。出汁や調味料を加えてレンチンするだけでいい。ほんの10分程度でレンチン煮込みは完成。『ビストロ NE-BS2700』の場合はワンボウルメニューに「鶏と根菜ののうま煮」があるため、このメニューを選ぶだけでいい。完成したら保存容器に移して粗熱を取る。そのまま冷蔵庫で一週間は楽しめる。
冷凍したチキンを使ったアレンジメニューもおすすめだ。ほんの10分で作れるのが、『鶏とピーマンのオイスターソース炒め』。簡単に言えばチキンで作ったチンジャオロースだ。
下味を漬けたチキンに、片栗粉をまぶして、ピーマンと一緒に炒めるだけ。『ラクラ・クッカーコンパクト』なら、炒めモードで150℃、10分に設定するといい。適度に混ぜ合わせたり、調味料を入れる必要はあるが、これも非常に手軽にできる。更に作り置きも可能だ。
「つくりおき」で寝正月を決め込もう!
人気の調理家電と鶏肉を組み合わせれば、手軽に様々なサボ料理が楽しめる。あとは「つくりおき」などでレシピを検索するともやしのナムルや、にんじんのラペ、など作り置きできる常備菜がたくさん見つかるはず。これらを組み合わせれば、年末年始の食事は1食10分程度で用意できるようになる。最新の調理家電を利用して徹底して手間を省いて、お出かけしにくい今度の年末年始は寝正月を決め込もう!
- Original:https://www.digimonostation.jp/0000132399/
- Source:デジモノステーション
- Author:コヤマタカヒロ
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