英バークレイズのアナリストが、iPhone13はWi-Fi 6の拡張規格であるWi-Fi 6Eに対応すると報告しました。実現した場合、6GHzを使用したWi-Fi通信の新規格への対応で、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)での大容量データ通信のやり取りにおいても遅延しないなど、これまでにない恩恵が受けられると期待できるようです。
iPhoneへの電源アダプタ同梱廃止を正確に予測したアナリストが報告
MacRumorsによれば、バークレイズのアナリストはこれまで、AppleがiPhoneへの電源アダプタ同梱をやめること、iPhone11シリーズでの3D Touch廃止などを正確に予測してきたとのことです。
バークレイズのアナリストであるブレイン・カーチス氏、トーマス・オマリー氏、ティム・ロング氏が、複数のAppleのサプライヤー筋からの情報として、「iPhone13シリーズがWi-Fi 6Eに対応することで、関連チップメーカーのSkyworksがチップ提供の機会が得られる可能性がある」と報告しました。
混雑のない、広帯域通信が実現される
Wi-Fi 6Eに対応すれば、これまでの無線LAN規格で使用してきた2.4GHzや5GHzに加え新たに6GHzに対応、拡張されることで、混雑した周波数帯と異なり通信が安定すること、帯域幅が広がることでデータ伝送速度が高速化されることが期待できます。
Broadcomの幹部ビジャイ・ナガラジャン氏は2020年1月に、「6GHz帯でのWi-Fi通信は過去20年間で最も大きな恩恵をユーザーにもたらすだろう。AR、VRデバイスや、新たなウェアラブルデバイスなどでのユーザー体験が強化される」と述べていました。
iPhone SE Plusに関する情報なし
バークレイズのアナリストは、Wi-Fi 6Eだけではなく、5.5インチもしくは6.1インチディスプレイを搭載し、2021年後半の登場が噂されているiPhone SE Plus(大画面搭載iPhone SE)についてもサプライヤー筋に確認したようですが、特に情報は得られなかったと、MacRumorsは記しています。
Source:MacRumors
Photo:EverythingApplePro/Twitter
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-335404/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania