MRデバイス「NrealLight」対応のアプリ「STYLY for Nreal」提供開始

株式会社Psychic VR Labは、MRデバイス「NrealLight」向けアプリ「STYLY for Nreal」をGooglePlayにて配信開始。

また、同社が提供するXRコンテンツ制作ツール「STYLY Studio」をアップデートし、MRコンテンツの制作を可能にした。

「STYLY Studio」作品を「NrealLight」で

「NrealLight」は、スマートフォンに接続して動作するグラス型MRデバイス。KDDI株式会社と中国のNreal社が共同開発し、今月1日から販売が開始された。現在の接続可能機種は「Xperia 5 II」「Galaxy Note20 Ultra 5G」のみ。

このたび、Psychic VR Labは「NrealLight」対応のAndroid向けアプリ「STYLY for Nreal」の配信を開始。同時に、XRコンテンツ制作ツール「STYLY Studio」をアップデートし、MRコンテンツ制作も可能となった。

これにより、同アプリをインストールしたスマートフォンと「NrealLight」を接続すれば、これまでVRデバイスやWebプレイヤー、スマートフォン、タブレットでの閲覧、体験に限られていた「STYLY Studio」で制作したMRコンテンツをいつでも体験できるようになる。

アプリの使い方

「NrealLight」で「STYLY」のコンテンツを体験するには「Nebula」と「STYLY for Nreal」の2つのインストールが必要。最初の起動だけは「Nebula」からとなるが、2回目以降はAndroidのホーム画面の「STYLY for Nreal」アプリから起動できる。

「NrealLight」とスマートフォンを接続した状態で同アプリを起動し、「オススメシーン一覧」もしくは「MyList」からMRコンテンツを選択すると閲覧・体験がスタート。

また、さまざまな作品が並ぶ「STYLY Gallery」の作品を体験するには、「STYLY Gallery」ログイン後に「My List」に追加する方法と、PCなどでGalleryページのSTYLYマーカーを表示しNreal側の「Maker」ボタンから読み込む方法がある。

「NrealLight」での「視点の動き」や「決定」は、ユーザーの視線の動きとスマートフォンをリモコンとして使用することで実行するとのこと。

なお、表示するMRコンテンツの場所を調整する場合は、「Position Adjustment」を選択し設置したい場所を見続ければいいようだ。

「NrealLight」はこれまで、文化財の新たな鑑賞体験を提案する共同研究プロジェクトや、「佐渡金山」を舞台としたMRアトラクション、鳥取砂丘を舞台にARで月面都市が体験できる実証実験などに活用されてきた。アプリの配信開始により、より身近な存在となりそうだ。

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