家電女優・奈津子の恋する家電デザイン|PHILIPS


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ヘルスケアとデザインを融合。
より良い健康と満ち足りた生活の実現を目指す
フィリップスの家電

オランダのアイントホーフェンで電球工場として始まったフィリップスの歴史。来年で創業130年周目を迎える同社は、現在では人々の健康の向上に幅広いテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーとなっている。その魅力を深掘りしていく。


新製品の電動ファン付マスクと睡眠用ライトはニューノーマルな時代に最適なアイテム

フィリップス ブリーズマスク
実勢価格:1万780円(税込)
※マスク本体・フィルター1枚付属

屋外での使用を主に想定した電動ファン付マスク。N95フィルターの高い保護性能の上にファンがマスク内部の空気を排出することで、従来のマスク着用時に感じる「暑さ・蒸れ・息苦しさ」を低減。ブラックとグレーの2色展開で交換用マスクフィルターは5枚入りで1,595円(税込)

SmartSleep ウェイクアップ ライト
実勢価格:1万4960円(税込)

全世界で累計200万台以上販売されている光目覚まし時計。朝日をヒントにした明るさを20段階に調節できる起床時の点灯機能の他、夕日をヒントにしたスリープライト機能、音と組み合わせて鳴るヒーリング音源、ベッドサイドライトやFMラジオ機能などマルチな機能で就寝と目覚めをサポートする。

ユーザーが使い続けるためのモチベーションを維持する、
フィリップスのデザイン。

ソニッケアーなどの口腔ケア機器を始めとして、睡眠用プロダクトや調理家電など幅広いヘルステック・ソリューションを世界展開するフィリップス。同社のデザインに関する考えの基盤を代表取締役社長・堤氏に詳しく話を聞いた。

写真右:当連載の筆者で家電女優・奈津子/写真左:株式会社フィリップスジャパン代表取締役社長・堤浩幸氏。30年以上IT事業に携わっており前職のサムスン電子ジャパンでは初の日本人CEOに就任。2017年3月より同社の代表取締役社長に就任した。

「私たちはデザインの専門チームを設けていて、各カテゴリーの技術チームと密にやりとりをしながら最終的な製品に落とし込んでいます。形状に限らず、人種によって好む色の傾向も違うので、例えば世界展開しているソニッケアーの場合、欧米ではターコイズブルーや強めのピンク等はっきりとしたカラーもありますが、日本では白やパステルカラーなどやさしくシンプルな色が好まれます。国によって売れるデザインというのは本当に違うんですよ。また歯磨き中の“音”もデザインの一部ですので、耳に響く振動音がお客様にとって不快にならないように心地良いサウンドに設計しています。ハンドルを握った時のグリップ感も使いやすさに影響するのでこだわっています。ヘルスケア製品と言うのは、お客様に使い続けていただくことが健康の増長に繋がり一番大切なので、そのためにはデザインが大きく影響してくるんですね。

人種による好みの違いを反映している点はグローバル展開をしている企業ならではの視点で興味深いと感じた。また実際にソニッケアーを始めとして、多くのフィリップス製品を愛用している筆者としても、独特のシンプルなユーザーインターフェースはストレスがなく、毎日使用する際のモチベーション維持に役立っていることを実感している。

 「新製品のブリーズマスクはアジア人の顔を対象とした設計になっています。ワンサイズですが耳にかけるゴムが長さ調節できるので、男女問わずフィットしやすい構造なんです。鼻周りのスポンジのおかげでズレにくく、使わない時には半分に折り畳んで仕舞える高品質のファブリック素材を採用したんですね。大気汚染が深刻な中国では約1年前から販売されていて以前からとても売れていたのですが、実は当初、国内での発売は想定されていませんでした。ところがコロナ禍以降、日本人のお客様もインターネットを介して既に発売されていた海外のブリーズマスクを購入されるケースが増えてきたんですね。そこで私たちとしても検討を重ね、今年11月に発売したんです。斬新な見た目をしているので、日本人のお客様に受け入れて頂くことができるのか初めは懸念したのですが、おかげさまで20〜30代の働き盛り世代の方や、プレゼンなどで人前で話す機会が多い方など沢山の方が買われていきますね。開発背景の要因には花粉やPM2.5など大気汚染への対策もあるので、あくまでもコロナウイルスに特化させて対応している訳ではないのですが、最近ではマスクを複数お持ちになられている方も多いので選択肢の一つとしてお使い頂きたいと考えています。

日本メーカー製の電動ファンからは毎分41ℓの空気を排出。厳選されたメッシュ素材を使用し、あえて社名のロゴが控えめに施されている。有害物質をブロックしながらも空気が通る設計でアジアンフィットを意識して生み出された。

同マスクを実際に装着すると、電動ファンで取り込むたっぷりとした風によって屋外でのランニング時の暑さや、会話をする際の蒸れ、息苦しさなどマスク特有の不快さが低減される点が良かった。また装着した際の顎のラインが絶妙で実に美しい。ファンの勢いは弱・中・強の3段階から選べるが、弱と中の2つは稼働させていることを忘れてしまうほど静音性が高かった。

高い技術とデザイン性を融合させるためにはどのような壁があるのだろうか

 「技術チームはスペックの向上や使いやすさを更に進化させられるように日々研究しています。一方、デザインチームもトレンドを抑えつつ、普遍的なデザインを施せるように追求しています。ですから、例えばソニッケアーのバッテリー持ちをより長くしたいと考えても、その分のサイズが大きくなるのがデザイン面で最適なのかどうかという懸念点が出てくるんですね。特に電動歯ブラシと言うのは適度な重さがあることで力を入れずに磨くことができる考え抜かれた製品です。なので、そこは最適解を求めて常にせめぎ合っていますし、デザインと機能の両者で高い相乗効果を得られるように労力を注いでいます。多くのお客様にご利用いただいている電動シェーバーに関しても、これまでは“振り子型”のデザインがメジャーでしたが、3つの刃を用いた“回転式”のデザインを採用したことによって使いやすいだけでなく、肌へ優しいのに優れた深剃りを実現しているんですね。全ての製品において、お客様の暮らしに寄り添う形で、デザイン性と機能面を考慮したソリューションを世の中へお届けしていきたいと思っています。」

シンプルモダンな外観。筆者自身、本機で起床するようになってから朝の健やかさが増した。紫外線は発生せず日焼けの心配は無い。日照時間の少ないヨーロッパでは特に人気だと言う。

今後のフィリップス製品はどのような方向へと進んでいくのだろうか。

 引き続き、お客様のニーズを的確に捉え、多様な価値観にマッチする製品を提供していきたいです。それが今後も私たちの考えのベースになっていくと考えています。睡眠の質の低下に関する声も最近はより多く耳にするようになったので、新製品のウェイクアップライトを始めとして睡眠用製品のSmartSleepシリーズの更なる充足化も測っていけたらと思います。」

この先も同社の動向から目が離せない。


text : 奈津子
photo : 下城英悟(GREEN HOUSE)
profile : 家電女優 奈津子

家電をこよなく愛するタレント。数々のレビュー執筆やメディア出演を行う。Instagramは「natsuko_kaden」。「開運!なんでも鑑定団」に出演中。


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