キャリアメールやLINEの送信数は減少傾向、Twitterとインスタの利用率は増加

Apple iPhone12
 
MMD研究所は12月22日、「2020年版:スマートフォン利用者実態調査」の結果を公表しました。2018年、2019年と比べてキャリアメールやLINEの送信数は減少傾向にあるほか、SNSではTwitterやInstagramの利用率が上昇しています。昨年と比べて利用が増えたサービスは、動画配信サービスがトップでした。

iPhoneの利用率トップはiPhone8

「2020年版:スマートフォン利用者実態調査」は、MMD研究所とコロプラが提供するスマートフォン向けインターネットリサーチサービス「スマートアンサー」の共同調査で、スマートフォンを所有する15歳〜59歳の男女2,578人を対象として2020年12月1日~12月2日の期間に実施されています。
 
回答者の利用しているスマートフォンのOSは、45.8%がiOS(iPhone)でした。
 
MMD研究所「2020年版:スマートフォン利用者実態調査」
 
利用しているiPhoneの機種は、最も多かったのが「iPhone8」の16.4%、以下「iPhone7」14.7%、「iPhone11」11.2%などと続いています。
 
ちなみに、2020年秋のiPhone12シリーズは、「iPhone12」が1.9%、「iPhone12 mini」が1.5%、「iPhone12 Pro」が1.0%、「iPhone12 Pro Max」が0.8%でした。
 
MMD研究所「2020年版:スマートフォン利用者実態調査」
 

スマホの利用時間は1日2時間〜3時間が最多

スマートフォンの1日あたり利用時間は、全体では「2時間以上3時間未満」が19.2%で最多、次いで「3時間以上4時間未満」が16.6%となりました。
 
性・年代別では、男性は10代、20代で「3時間以上4時間未満」、30代、40代で「2時間以上3時間未満」、50代で「1時間以上2時間未満」がそれぞれ最多となっています。
 
女性は、10代が「4時間以上5時間未満」と「10時間以上」が同率で最多、20代、30代、40代は「2時間以上3時間未満」が、50代は「1時間以上2時間未満」がそれぞれ最多となっています。
 
MMD研究所「2020年版:スマートフォン利用者実態調査」
 

メールやLINEの送信数は減少傾向

メールやメッセージの1日あたりの送信頻度は、キャリアメールは「0回」が6割強の62.9%で最多、次いで「1回〜10回」が32.6%で続いています。SMSもキャリアメールと同様の傾向で、「0回」が58.2%、「1回〜10回」が34.5%です。
 
LINEは「1回〜10回」が57.8%で最多、「0回」が16.1%、「11~20回」が13.1%と続いています。
 
MMD研究所「2020年版:スマートフォン利用者実態調査」
 
メールやメッセージの1日あたり送信回数は、キャリアメールが2.9回、SMSが3.7回、LINEが9.9回でした。2018年2019年の調査と比較すると、いずれも減少傾向にあります。
 
MMD研究所「2020年版:スマートフォン利用者実態調査」
 

昨年より利用増のサービス、動画、ショッピング、ゲームが上位

昨年と比べて利用が増えたサービスの有無は、「ある」という回答が59.3%と約6割を占めました。
 
MMD研究所「2020年版:スマートフォン利用者実態調査」
 
利用が増えたサービスのジャンル(複数回答可)は、「動画配信サービス」39.8%、「ネットショッピング」39.0%、「ゲーム」29.3%がトップ3となりました。
 
MMD研究所「2020年版:スマートフォン利用者実態調査」
 

利用SNS、TwitterとInstagramは増加、Facebookは減少

現在利用しているSNS・コミュニケーションアプリは、「LINE」が91.9%でトップでした。以下「Twitter」が67.7%、「Instagram」52.8%、「Facebook」27.4%などと続いています。
 
2018年、2019年の調査と比較すると、LINEの利用者数は9割前後で大きな変化がなく、TwitterとInstagramの利用者が増加、Facebookの利用者数が減少しています。
 
MMD研究所「2020年版:スマートフォン利用者実態調査」
 
 
Source:MMD研究所
Photo:Apple/YouTube
(hato)


Amazonベストセラー

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA