Yondemyは12月23日、シードラウンドにおいて、第三者割当増資を実施したと発表した。引受先はW ventures、F Ventures。また、子ども向け完全オンライン読書教育の習い事サービス「ヨンデミーオンライン」の正式リリースを明らかにした。
さらに、1ヵ月間無料でサービスを体験できる「冬休み家読応援キャンペーン」の受け付けを開始。同キャンペーンは1月14日までの期間限定で、先着300名に達し次第終了する。
ヨンデミーオンラインは、5~14歳の児童を対象に、完全オンライン読書教育を行う習い事サービス。料金は月額定額制で、税抜2980円。
調達した資金は、プロダクト改善・教材コンテンツ開発・マーケティングなど、積極的な事業投資を予定。具体的には、選書アルゴリズムの精度向上やゲーミフィケーション・コミュニティの設計構築といったプロダクト開発、ミニレッスンの拡充や新規動画コンテンツの作成などの教材開発、事業拡大を見据えてマーケティングなどに注力予定。
今後は、2021年末までに累計生徒数2000人、累計読書感想レポート提出件数15万件突破を目指す。
ヨンデミーオンラインは、「ひとりひとりの興味・読書力に寄り添った選書指導」「『本の楽しみ方』などが学べるクイズ式レッスン」「ゲーミフィケーションやコミュニティを活かしたモチベーション設計」が特徴。
ヨンデミー講師の選書ノウハウを再現した独自開発の「AI司書」に加えて、全国の司書の方々との協働体制のもとヨンデミーが独自に分析した1000冊以上の児童書データを活用することで、「読書好きへの入り口」である「お気に入りの一冊との出会い」を届けるとしている。
- AI司書がひとりひとりに合わせて本をオススメ:ヨンデミー講師の選書ノウハウを再現した「AI司書」が、児童の好みや興味に合わせるだけではなく、自然にステップアップしていけるように本をお薦め。より楽しく成長へとつながる読書体験を届ける
- 本の楽しみ方から学べるクイズ式ミニレッスン:学校では教わらない本の楽しみ方や感想の書き方などを学べるレッスンを提供。選択式クイズに答えることで自動でレッスンが進行し、文字入力の必要がない。24時間いつでもレッスンを受講可能
- ゲーミフィケーションとコミュニティで読書をより楽しく:読んだ本の表紙や獲得したバッジを蓄積できるようにすることで、読書へのモチベーションを向上させる。ヨンデミー生同士での感想のシェアにより読書意欲を刺激するとともに、新たな本との出会いを生み出す
2020年4月設立のYondemyは、「日本中の子どもたちへ豊かな読書体験を届ける」というミッションを掲げる、現役東大生によるスタートアップ。これまで自己資本による事業開発に取り組んでおり、ヨンデミーオンライン事業の本格化を目的に資金調達を実施したという。
ヨンデミーオンラインでは、自動化・オンライン化された読書教育を個別最適化して提供。習い事の選択肢としての「読書」が当たり前となることで、日本中の子どもたちにとって「学び」がより楽しく、より身近なものとなる世界を実現するとしている。
関連記事
・保育園ソフトの開発・乳幼児のデータ収集・研究と保育所事業を展開するエデュホールディングスが資金調達
・乳幼児向け知育玩具・おもちゃのサブスク「トイサブ!」運営のトラーナが約1億円を調達
・趣味のオンラインレッスン「miroom」運営のミコリーが2億円調達、マーケティングやコンテンツ強化
・小・中学向け教育×エンタメ事業「SOZOW」のGo Visionsが総額1.1億円を調達
・150ヵ国で利用される思考力育成アプリ「シンクシンク」開発のワンダーラボが小学館から2.5億円調達
・子育Tech委員会が子育て領域サービスをまとめた「子育Techサービスカオスマップ(2020年版)」を公開
カテゴリー:EdTech
タグ:資金調達(用語)、Yondemy、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2020/12/23/yondemy-fundraising/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa
Amazonベストセラー
Now loading...