iOS14.3の新機能「空気質」は大気汚染レベルを数値化して表示(中国限定)

中国 空気質
 
iOS14.3では、大気汚染の状態を知ることのできる「空気質」データが利用可能になりました。現在は中国本土でのみ提供されている「空気質」の画面表示をご紹介します。

詳細な「空気質」データは中国のみで利用可能

日本時間12月15日未明に公開されたiOS14.3では、Apple Fitness+AirPods Maxへの対応、iPhone12 ProとiPhone12 Pro MaxでApple ProRAWの撮影・編集が可能になるなどの新機能が追加されました。
 
同時に「空気質」のデータが利用可能になっていますが、現時点でこの機能が利用できるのは中国本土だけです。なお、アメリカ、イギリス、ドイツ、インド、メキシコでは、空気質レベルが特定レベルに達した時に健康上の推奨事項が提供されるようになっています。
 
中国滞在中の86氏(@86_blogger)から、「空気質」のスクリーンショットを提供いただいたので、ご紹介します。

天気アプリや地図アプリで把握可能

iPhoneの「天気」アプリでは、空気質の指数に「軽度の汚染」と、汚染レベルの目安が表示されています(記事トップ画像)。
 
また、Siriに尋ねると、PM2.5や一酸化炭素、二酸化硫黄、二酸化窒素、オゾン、PM10といった汚染物質の詳細な測定値を表示することもできます。
 
中国 空気質 Siri
 
「マップ」アプリでは、画面の右下に空気質指数が小さく表示されています。
 
中国 空気質 マップ
 
Apple Watchでも、空気質指数を表示することができます。
 
中国 「空気質」 Apple Watch
 

世界各地の空気質をチェックできるサイトも

世界10,000地点以上の空気質指数(数字が大きいほど汚染されている)を閲覧できるWebサイト「世界の大気汚染」によると、中国国内では「敏感な方は健康に影響を及ぼす可能性あり」とされる100を超える地域が多く、内陸部などでは「非常に健康に悪い」とされる200を超える地点も散見されました。
 
世界の大気汚染 中国
 
一方、日本国内の空気質指数は、本稿執筆時点では高い地点でも80程度でした。
 
世界の大気汚染 日本
 
春先の黄砂など、季節や風向きなどの条件によっては日本でも空気の状態が悪化するので、中国以外の国・地域でも「空気質」データが利用できるようになると有益と考えられます。
 
 
Source:@86_blogger/Twitter
Photo:世界の大気汚染
(hato)


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