Appleサプライヤー、中国でウイグル人の強制労働に関与しているとの報道

強制労働
 
Appleの最も古いサプライヤーのうちの一社であるLens Technologyが、中国新疆ウイグル自治区内でウイグル人の強制労働を行っている、と米The Washington Postが伝えています。

拘束か強制労働かの選択を強いられているウイグル人の人々

Appleサプライヤーの中でも最も古株のサプライヤーの一社であるLens Technologyが、生産施設でウイグル人の強制労働に携わっているという証拠を人権保護団体Tech Transparency Projectがつかんだようです。Lens Technologyは、iPhoneの初期モデルから部品を供給してきたことで知られています。
 
中国政府は、ウイグル人の人々は自ら選択して工場での作業に従事していると主張していますが、米研究者によれば、ウイグル人の人々は法廷の権限外の拘束か、強制労働かを選択せざるを得ない状況に置かれており、実質的な強制労働であるとのことです。

Appleは事実を真っ向から否定

Appleの広報担当者のジョッシュ・ローゼンストック氏は、Lens Technologyは新疆ウイグル自治区からウイグル人の労働者の移動は行っていないことを確かめたと述べています。
 

Appleは強制労働を絶対に認めない。強制労働の存在を探すことは毎日のサプライヤー査定の一環であり、抜き打ち検査も行っている。これらの防止策はサプライチェーンすべてに敷かれており、あらゆるポリシー違反は、ビジネス停止などすぐさま措置が講じられるようになっている(後略)。

 
Appleは、中国当局によるウイグル人の人権侵害キャンペーンの一端を担っていたとして、iPhoneカメラ供給のO-Filmをサプライヤーのリストから除外したと12月初旬に報じられたばかりです。
 
 
Source:The Washington Post via 9to5Mac
(lexi)


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