マルチハンガーを使って自分だけの「焚き火基地」を作ろう

焚き火台を取り囲む耐熱テーブルは、アツアツの鍋やカップを置けるし小物整理に役立つ優れもの。でも、耐熱テーブルを広げると狭い区画サイトでは動きにくくなりますよね。そんなときに役立つのが垂直方向に小物を整理できるハンガー。立体的にレイアウトを考えるキャンパーが増えているんです。

尾上製作所の「マルチハンガー」(7920円)も空間を利用できるアイアン製ハンガーです。アングルパイル(脚)を4本使えば、硬い地面でも自立OK。

このアングルパイルがポイントなんです。

▲アングルパイル2本で作ったコンパクトなセッティング

先端がとがっているので地面に打ち込むことができるし、等間隔に3つの穴が空いているので小ハンガーを差し込んで焚き火台との距離を短くもできます。

▲アングルパイル4本で差さずに自立型セッティング

アングルパイル2本+ハンガー大を使ってもいいし、アングルパイル1本にハンガーを差し込んでコンパクトにまとめてもよし。フルセットだと重量5.3kgですが、アングルパイルを減らすことで軽量化を実現できます。

「ハンガー大」(990円)、大ハンガー2本と2本のハンガーをつなぐゴトクのセット「マルチハンガーパーツセット」(3080円)など拡張オプションが豊富。DIY魂、創造力を刺激します。

さらに「マルチファイアテーブル用サイドボードパーツ」(3080円)を使えば、手持ちの「マルチファイアテーブルⅡ」(9900円)の天板がパンチングボードみたいになって収納力アップ!

「マルチハンガー」のアングルパイルに空いている穴に「マルチファイアテーブル用サイドボードパーツ」のL型金具を差し込み、「マルチファイアテーブルⅡ」を引っかけるというシステム。単純ですが目からうろこ。

「マルチファイアテーブル用サイドボードパーツ」にはどこにでも差し込めるワイヤーハンガーやメッシュ棚もセットされています。ワイヤーハンガーは切れ目がないのでカラビナがあるといろいろな小物を引っかけやすくなりますよ。もちろん手持ちのS字フックを天板に引っかけてもよし。

パンチングボード同様、自由に天板の穴を利用しましょう。

「マルチファイアテーブルⅡ」は単体でも使えるので、1〜2台を焚き火前に広げ、残りをサイドボードとして使ってもいいんです。

こちらは「マルチハンガー」利用のサイドボードでは大きすぎるソロキャンパーにちょうどいい「パンチングサイドテーブル」(4400円)。

天板にはならないのがちょっと残念ですが、コンパクトで持ち運びやすいのが利点です。「マルチファイアテーブルⅡ」を1〜2台にすると焚き火周りの収納力が落ちるので、「パンチングサイドテーブル」を併用してもいいですね。

*  *  *

焚き火向きのハンガーや耐熱テーブルは多くのキャンパーが愛用しているアイテムですが、尾上製作所のマルチハンガーシリーズはライバルにはない抜群の拡張性を持っています。自分だけの焚き火基地を設計できますよ。

>> 尾上製作所

 

<取材・文/大森弘恵 写真/田口陽介>

大森弘恵|フリーランスのライター、編集者。記事のテーマはアウトドア、旅行、ときどき料理。Twitter

 

 

 

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