これからYelp(イェルプ)ユーザーは、料理がおいしいか、クレジットカードが使えるか以外のことも質問されるようになる。レビューサイト最大手は、店員がマスクをしていたか、ソーシャルディスタンスを徹底していたかについてもユーザーがフィードバックできるようにする。
Yelpの消費者プロダクト責任者Akhil Kuduvalli Ramesh(アクヒール・クドゥバリ・ラメシュ)氏は、これは同社が地域事業者を支援する次のフェーズであると説明する。これまでにも同サービスは、バーチャル・サービスを大きく紹介したり、店舗が順番待ちリストを新しい規則に沿って管理できるようにしたり、店舗が実施している健康安全対策を紹介するなどの施策をとってきた。
もちろん、店舗がマスク着用とソーシャルディスタンスを厳格に適用していることを宣言していることと、それが真実である(かないか)を顧客に聞いて確認することはまったく意味が異なる。これはユーザーに特定の事業者を避けるよう警告するものではなく「消費者が地域事業とつながり、支援を続けることを推進する」目的の方が大きいとラメシュ氏はいう。
ユーザーが店のプロフィールページにアクセスすると、ソーシャルディスタンスが徹底されているか、店員がマスクを着用しているかを尋ねられる。その他の健康や安全に関する質問(およびプロフィールのEditボタンを押してもう少し詳しいフィードバックを送れる機能)も将来追加するかれしれないが、現在、ユーザーが最も気にしているのはこの2つだとラメシュ氏は語った。
Yelpが意味のあるデータを公表するために必要な回答数(正確な数は当然、明かさなかった)が集まったら、プロフィールの健康・安全セクションに「多数のユーザーによるとソーシャルディスタンスが徹底されている」というメッセージとグリーンのチェックマーク、あるいは「多数のユーザーによるとソーシャルディスタンスが徹底されていない可能性がある」とオレンジ色のクエッションマークが表示される。マスク着用についても同様だ。
回答の意見が割れたが、対策が実施されていないことを示す「有意」なフィードバックがある場合には、「most users(多数のユーザー)」の代わりに「some users(一部のユーザー)」によるというメッセージを表示する。
ラメシュ氏は、Yelpはこのユーザーフィードバックの収集をすでに行っており、本機能の開始時点で、数百万の登録店舗の中でオレンジ色のラベルがつくのは「数百」にすぎないと語った。「これは多くの事業者が正しい行動をしているという意味でもあります」。
複数の場所にある事業者の場合、健康・安全データは場所ごとに登録されると同氏は語った。また、ラベルは過去28日間のフィードバックに基づいているため、オレンジラベルのついた事業者であっても改善されればいずれはそれが反映されてプロフィールは改善されるはずだ。
さらにYelpは、事業者がプロフィールに新たなサービスや安全対策を追加できるようにすると語った。従業員の症状検査、使い捨てあるいは非接触メニュー、店外座席の暖房や雨除けなどの情報だ。
カテゴリー:ネットサービス
タグ:Yelp、新型コロナウイルス
画像クレジット:Andrew Harrer/Bloomberg / Getty Images
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(翻訳:Nob Takahashi / facebook )
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/01/13/2021-01-12-yelp-health-and-safety/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Anthony Ha
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