TikTok、10代ユーザーのプライバシー保護強化のため新しい設定を導入

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TikTokは、10代ユーザーのプライバシー保護強化のための新しい設定を導入しました。

10代ユーザーに新しいプライバシー設定を導入

新しいプライバシー設定の導入で最も影響を受けるのは13歳〜15歳までのユーザーで、アカウントがデフォルトで非公開に変更されます。この変更は新規登録者だけでなく、以前は公開に設定されていた既存のアカウントにも適用されます。また、コメントのデフォルト設定も変更され、友達または誰もコメントできない設定となります。
 
また15歳以下のユーザーが投稿した動画は、他のユーザーがDuetやStitch機能を使ってダウンロードしたり、リミックスすることができなくなります。
 
TikTokは、16〜17歳のユーザーにも設定の変更を加えています。この世代のユーザーアカウントでは、これまで通りDuetやStitch機能を使ってリミックスできますが、この機能のデフォルト設定は友達のみに設定されます。なお自身の投稿した動画をダウンロードできますが、デフォルトではダウンロードできない設定に変更されます。
 
米国ではTikTokのユーザーは10代が大部分を占めているため、Engadgetは、ユーザーは新しい設定に満足していない可能性があると指摘しています。

世間では、プライバシー保護への関心が高まる

近年、TikTokなどのアプリは、世間のプライバシー保護への関心の高まりへの対応が求められています。中でもAppleは、プライバシー保護を重要視しており、近日公開予定の「アプリトラッキング申告機能」と「プライバシーラベル機能」により、アプリが収集及び共有する個人情報の量を減らすようアプリ開発者への圧力を強めています。
 
特にプライバシーラベル機能は、Signal、iMessage、WhatsApp、Facebook Messengerなどの競合アプリのプライバシー慣行の違いを比較するために使用されており、世間の注目を集めています。TikTokのプライバシー設定の変更は、この問題への世間の注目の高さに対応した可能性があると見られています。
 
 
Source:Engadget via 9to5Mac
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