株式会社ヘリックス(以下、ヘリックス)は、Zoom、Microsoft Teams、Google Meet、Cisco Webexなどで録画したミーティング映像をオンライン上で管理・解析できるサービスの提供を今月18日より開始した。
映像を効率的に管理、データ化
新サービス誕生の背景には、コロナ禍でオンライン映像を記録したりコンテンツ制作に活用する機会が増えていることが挙げられる。映像データに特化した管理サービス・AIによる解析サービスを用意することで、ミーティングやイベント映像等の利活用を促進していく狙いだ。
今回のサービスは、以前よりヘリックスが提供する「フルスタックカメラ」の枠組みを利用したものである。録画した映像をPCからアップロードすると、映像の保管・解析を担う「Nebula」とのデータ連携を経て、効率的にアーカイブされる。
アーカイブ映像はWeb上のライブラリから一覧で確認することができ、キーワードやタグで瞬時に目的の動画を絞り込むことも可能だ。そのほか、マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure(アズール)」により映像データをAI分析することで、音声の自動翻訳や高精度の文字起こしを行うことができる。
字幕から音声の逆引きも
AI解析の効果は以上に留まらず、例えば起こした字幕をタイムライン(時系列順)で表示したり、字幕の内容からその瞬間の映像まで瞬時にアクセスしたり、あるいは特定のセリフから、その発言のあった映像を逆引きすることもできる。
文字データはダウンロードしたり、動画編集の素材として活用することができ、コンテンツ制作の場面でも重宝する機能になるだろう。ヘリックスは、AIとクラウド技術を組み合わせてネットワークカメラの機能を補完し、新たなAIおよび映像データの活用法を提案するとしている。
(文・九条ハル)
- Original:https://techable.jp/archives/146775
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:九条ハル
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