YouTubeが全ユーザー向けにハッシュタグ・ランディングページを公開、ハッシュタグをクリックで表示

YouTubeは以前からハッシュタグの利用に積極的に取り組んできたが、今回ユーザーがハッシュタグでコンテンツを効率よく発見できるようにする新機能を公開した。従来はYouTubeでハッシュタグをクリックするか、ハッシュタグを含むURLを直接入力すると、関連する多数のコンテンツが返ってきたが、中にはハッシュタグが使われていない動画もあった。YouTubeが公開した新しい「ハッシュタグ・ランディングページ」はこの状況を変えた。

アップデート後はハッシュタグをクリックするとそれを実際に使っている動画だけを含む専用ランディングページが表示される。YouTubeによれば「最高の動画がトップとなるようソートされている」という。ただし、このアルゴリズムはまだ改善が必要だろう。新しい動画と古い動画が奇妙に入り混じっているし、カテゴリーによってはインド製のコンテンツがむやみにたくさん表示される。

今のところYouTubeのハッシュタグ機能はFacebook(フェイスブック)やTwitter(ツイッター)などのSNSのハッシュタグ検索ほど高度ではない。SNSの検索では投稿時期も考慮され最新のコンテンツが上位に表示される。現在のYouTubeのハッシュタグ検索では、「観たい動画を即座に見つける」(これがそもそもの狙いだったが)のはまだ難しいかもしれない。しかしクリエイターにとってはハッシュタグの有効な活用法を検討するための便利なツールとして役立つはずだ。

たとえば「#interiordesign」というハッシュタグをクリックすると8400のチャンネルと2万9000本の動画が含まれる非常に混雑した場所に連れていかれる。これに対して「#interiordesignlivingroom」のようなニッチなハッシュタグならチャンネル、動画は100未満だ。ユーザーが動画を探すために頻繁にハッシュタグを使用し始めた場合、ターゲットを絞ったタグを使ったほうが発見される確率が高まるわけだ。

画像クレジット:YouTube(スクリーンショット)

YouTubeのハッシュタグ・ランディングページを表示するには動画の説明欄のハッシュタグをクリックする(検索欄でのハッシュタグ検索ではないので注意)。あるいはyoutube.com/hashtag/*****のURL形式でアドレスを入力するとそのハッシュタグのページに直接アクセスできる。(例えばyoutube.com/hashtag/beauty)

この機能のテストで、YouTubeが以前にブロックするとしていたQAnonや#stopthestealなどの選挙関連動画などの物議を醸す用語のハッシュタグページがないことがわかった。

ハッシュタグ・ランディングページ機能は2021年1月初めにYouTubeのコミュニティフォーラムで発表された。ここでYouTubeは「コンテンツをグループ化し、ハッシュタグを使用して動画を見つけやすくする機能」を準備していると説明していた。

今週、YouTubeはCreatorInsiderチャンネルで新機能は「全ユーザーに100%公開された」と強調した。ただしこの動画では「ハッシュタグ検索で新しいランディングページにアクセスできる」としていたが、現在のところそうなっていない。ハッシュタグ・ランディングページはデスクトップ、モバイルの双方で利用できる。

【Japan編集部】YouTubeのハッシュタグは、日本語もサポートしている。

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カテゴリー:ネットサービス
タグ:YouTubeハッシュタグ

画像クレジット:TechCrunch

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(翻訳:滑川海彦@Facebook


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