株式会社Mobility Technologiesは、2020年9月にタクシーアプリ「JapanTaxi」と「MOV」を統合した新たなタクシーアプリ「GO」をリリース。タクシー配車関連アプリにおける日本国内ダウンロード数No.1のアプリへと成長した(App Annie調べ。調査期間2020年10月1日~12月31日)。
そしてこのたび「GO」は、スライドドア車両や車いす対応車両の指定が可能となる新機能「サービス指定」を追加。2021年1月20日より一部エリアでスタートした。
ニーズに合った車両を指定
「サービス指定」は、スライドドア車両の指定と、車いす対応車両の指定からスタートする。
スライドドア車両の指定に対応するのは、JPN TAXI車両やNV200タクシーなど。荷物が多いときや子ども連れのときに便利そうだ。まずは東京都内を対象エリアとしている。
車いす対応車両を指定した場合は、車いす対応の研修などを受けた乗務員が乗務するユニバーサルデザインタクシーが配車されるという。ただし、介護士資格を有する乗務員が運行する介護タクシー・福祉タクシーではないので注意。こちらの指定は東京都・神奈川県(京浜・県央)・京都府(京都市域)からサービスを開始している。
なお、車いす対応車両の指定には、別途タクシー会社所定の車種指定料金がかかる場合があるようだ。
スマートな移動体験を提供中!
「GO」は現在、全国17エリアで展開中。タクシー車両とのリアルタイムな位置情報連携と高度な配車ロジックによって「より早く乗れる」サービスを追求している。
タクシーの配車を依頼する「今すぐ呼ぶ」は、直感的な操作と到着までの時間表示などユーザーフレンドリーな仕様。
また、目的地までの運賃の事前表示や支払い手段の事前登録による配車時のアプリ決済、車載タブレットでのアプリ決済など料金に関しても安心・便利なシステムを導入しているのが人気の理由のひとつだろう。
2020年11月には新たに「希望日時配車」と「優先パス」という2つの機能を実装し、一部エリアで提供中だ。
「希望日時配車」は、25分後から7日後までの希望日時を指定して注文することができる(事前に車両を確定させる予約サービスではない)。この機能のポイントは、あからじめ決まった予約枠を設けず、同社が持つこれまでのタクシーデータを踏まえAIが注文枠数を調整しているということだ。
「優先パス」機能は、注文時に空車車両が見つからなかった場合、将来的に空車になる車両を含め、最も早く迎えに行ける車両をマッチングする機能。AIを活用し、現時点では空車ではないが将来的に空車となる車両を含めて探車を行うという。
このように「早く乗れる」ことと決済のスマートが特徴の「GO」だが、このたびの新機能により、さらなる利便性・顧客満足度の向上に期待できるだろう。
- Original:https://techable.jp/archives/146864
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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