テレワーク・テクノロジーズ株式会社は、空席のシェアサービス「テレスペ」を2021年1月18日に正式ローンチした。「テレスペ」は、2020年8月より都内でβ版を提供しており、正式サービス公開時点でのホスト登録数は33店舗、ゲスト登録数は1728人となっている。
「テレスペ」とは?
「テレスペ」の大きな特徴はLINEから利用できるということだろう。ゲストは、LINEで「テレスペ」を友だち追加するだけで登録されたワークスペースの空席をリアルタイムに把握できる。利用したいスペースを見つけたら、料金プランを選択してチェックイン、利用後のチェックアウト・決済までスマートフォンで完結するという手軽さだ。
ゲストのスマートフォンひとつで完結するため、ホスト側がタブレットなどの設備投資をする必要はない。また、チェックイン・アウトや決済だけでなく空席管理や利用者の送客まで自動で行う同システムは、ホストがスペースを貸し出すときの煩雑さを低減してくれるだろう。さらに、利用後のゲストに自動送付されるLINEのサンクスメッセージにクーポンをつけられるなど以降の集客にも一役買いそうな機能を実装している。
なお、ホストに対する初期費用・掲載料ともに0円、テレスペを利用したワークスペース提供売上を50%ずつシェアするというシステム。店舗での飲食オーダー・再来店などテレスペを利用しない売上は100%店舗売上となる。
ユニークなスペースも展開!
「テレスペ」は、ホテルイルフィオーネ葛西のロビー(1,000円/3h)や、Q Plaza HARAJUKU内Blue Water Shrimp&Seafood原宿店(500円/h)などのスペースをテレワークスペースとして提供してきた。
そして正式サービス開始に伴い、ワインバルESOLA新宿店の「ワイン飲み放題テレワークスペース(1,000円/h~)」や、Cafe Calva広尾の「犬同伴テレワークスペース(500円/h)」などユニークなプランの提供もスタート。現在準備中のプランにも「スムージー付きテレワーク」「ハイボール飲み放題テレワーク」「ねこ付きのテレニャーク」などユニークなものが多数あるようだ。
このような特徴的なスペースのプランは、ゲストの「在宅ワークは限界」「精神的に辛くなってきた」といったテレワーク環境に関するメンタル面や閉塞感に関する意見を受けて実現したという。今後も、店舗の特徴をアピールした集客につながる空席活用をホスト側へ提供するとともに、テレワーカーがリフレッシュできるスペースを提供したいとのことだ。
- Original:https://techable.jp/archives/147011
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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