反転式ケースで “ふたつの顔”を持つ「ジャガー・ルクルト レベルソ・トリビュート・デュオ」

【世界の永久定番 腕時計雑学図鑑⑪】

時計の世界で誰もが「傑作」「定番」と認める腕時計には、特別な技術、人を感動させる歴史、 特別な物語があります。2021年の幕開けに、歴史や技術を継承・発展させて生まれた「現代の永久定番」腕時計と、思わず人に話したくなるその腕時計の物語をお届けします。

とてつもなく高価なものから手が届くものまで、どの時計のエピソードもモノ好き、時計好き、蘊蓄(うんちく)好きの男性なら楽しんで頂けるはず。素晴らしい18本の「時計の物語」をお楽しみください。

今回は、ジャガー・ルクルト「レベルソ・トリビュート・デュオ」を紹介します。

■ムーブメントはひとつなのに、表と裏で別の時間帯を表示できる

ジャガー・ルクルト
「レベルソ・トリビュート・デュオ」(248万6000円/SSモデルは121万円)

ムーブメントはひとつだが、表と裏の文字盤で、それぞれ別の時間帯を表示できる完 全自社開発製造のムーブメントを搭載し、海外旅行や海外と仕事をする人にピッタリのデュアルタイムモデル。これはピンクゴールドケースモデルだが、SSケースモデルもある。ケースサイズ縦47×28.3mm、手巻き、ピンクゴールドケース、3気圧防水。

▼その他の現行モデル

▲「レベルソ・トリビュート・ジャイロトゥールビヨン」は、ルクルト自慢の複雑機構“ジャイロトゥールビヨン”を搭載

▲「レベルソ・ワン・デュエ ット」は、表裏で表示できる時間こそ同じだが、ふたつの顔が楽しめるレディスモデル

 

■スポーツウォッチからドレスウォッチへ

回転式という独自構造のケースで、いつでも表と裏、ふたつの顔と機能を切り替えられる。それが角型時計「レベルソ」の最大の魅力。この特別な構造のケースは、元来、壊れやすいガラス製の風防を保護するために考案されたもの。スポーツウォッチの特別な機能だった。

ところがこの腕時計は1950年代に入ると「ふたつの顔が楽しめる」ドレスウォッチとして男女を問わず人気に。しかも裏側にイニシャルを彫刻するなどパーソナライズできることもあり、お洒落な人々の間で絶対的な定番となる。

そして1990年代に入ると、このケースに複雑機構を組み込んだ「レベルソ・コンプリカシオン」や、ムーブメントはひとつだが表と裏に違う機能を配置した「レベルソ・デュオ」が登場。時計愛好家にとっても見逃せない、ぜひ1本は手元に置きたい定番になった。 誕生当時から変わらない、アールデコスタイルの基本デザインも大きな魅力。いつかは手に入れたい名作だ。

▲スポーツウォッチから男女がペアで着けられるドレスウォッチへ。レベルソのように劇的に変身した腕時計は、時計界でも珍しい

▲レベルソの開発は、インドに駐屯中のイギリス人将校の「ポロの試合中の衝撃にも耐えられる腕時計を作ってほしい」という依頼から始まった

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※2020年12月6日発売「GoodsPress」1.2月合併号掲載記事をもとに構成しています

<企画・執筆・編集/渋谷ヤスヒト>

 

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