最高速度時速1200キロと新幹線の上を行く超高速の次世代輸送、ハイパーループを開発しているVirgin Hyperloopが、客室ポッドの内部や乗降ステーションも含め、乗車体験を紹介するビデオを公開した。
客室内はベンチ状のシートが設置されるなどゆったりした空間で、28人乗りのポッドが専用のトンネルを弾丸のように駆け抜ける様子を目にできる。
待合室のような空間
ハイパーループはVirgin Hyperloopの他にもいくつかの企業が世界各地で取り組んでいるが、商業展開はまだ何年も先とされている。ただ、その未来の乗り物の乗車体験がどんなものになるのか多くの人に味わってもらおうとプロモビデオが公開された。
そもそもハイパーループは真空状態のチューブの中を客を乗せたポッドが“浮いた”状態で流れるように高速で移動するという乗り物。ビデオでは、客は地下鉄に乗るような感じでポッドに入る。
Virgin Hyperloopはすでに2種のプロトタイプで実験などを行っているが、ビデオに登場するポッドは商業車両をイメージ。28人乗りで、通路を挟んで片側にベンチシート、反対側に1人掛け座席が設置され待合室のような空間だ。
車椅子利用者専用のスペースも設けられている。
人工の天窓で開放感演出
ポッドはチューブの中を走行するため新幹線のように車窓を楽しむことができない。その点を補うかのようにポッドの天井部分には人工の天窓が設置されている。
また、客席にはスマホをワイヤレス充電できるスポットが設けられ、随所に設置されたLED掲示板で走行スピードや目的地までの所要時間などが案内されている。
ビデオではまたハイパーループの駅やチューブがどのようなものになるかのイメージも示されていて、高架のように見えるチューブの中をポッドが次々に駆け抜ける様はややSFのようだ。
近未来をのぞいてみたい人はこちらのリンクからビデオを閲覧できる。
- Original:https://techable.jp/archives/147188
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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