携帯電話といえば、いまやすっかりスマホが主流になりましたが、昔はガラケーでした。ガラケーは「ガラパゴスケータイ」の略称で、ワンセグ放送が視聴できるなど海外の国々とは異なる方向で、日本独自に高度に進化した携帯電話をガラパゴス諸島の生態系になぞらえた言葉です。スマホのデザインは構造上、どれも似たような形状になりがちですが、ガラケーは基本的に物理的なキーが存在していたり、形状も折り畳み型やストレート型など多様で、物理的にアンテナを伸ばせる機種もあるなど、デザインも豊富でした。
そんな懐かしのガラケーをミニチュアサイズで再現したのがバンダイから発売の「ガラケーコレクション~au ver.~」(1回300円)です。全国のおもちゃ売場や家電量販店などに設置されたカプセル自販機で発売されています。
▲「INFOBAR」
今回のカプセルトイで再現されたガラケーは、KDDIのau Design project によってデザインされた機種でも人気の高かったものばかり。au Design projectとは携帯電話にデザインやアートの文脈を取り入れた製品を送り出してきたプロジェクトで、その多くは、国内外の美術館に収蔵され、「INFOBAR」「neon」「talby」「MEDIA SKIN」の4製品はニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品となっています。
今回は「INFOBAR」「INFOBAR 2」「MEDIA SKIN」を全長約5.7cmのミニチュアサイズで再現。実際にau Design projectの生みの親であるKDDIの砂原哲さんが監修を務めています。
2003年発売の「INFOBAR」は独特の色味で人気だった「NISHIKIGOI」をはじめ「ICHIMATSU」「BUILDING」「ANNIN」の全4種類をミニチュア化。素材の質感にもこだわっており、光沢感のある機種とつや消しの機種の違いまで忠実に再現しています。アンテナ部分は実記同様に伸縮可能です。
▲「INFOBAR 2」
2007年発売の「INFOBAR 2」は曲面だけで構成されている独特の形状をリアルに再現。カラーリングも実機同様「ICHIMATSU」「WARM GRAY」「SILVER」「MIDORI」の全4種です。同年に発売された「MEDIA SKIN」もタッチキーの部分に取り付けられた蓋を開閉できるギミックを搭載。こちらも「オレンジ」「ブラック」「ホワイト」「パステルブルー」の全4種が用意されています。
▲「MEDIA SKIN」
3機種・全12種類のほかにシークレット1種を加えた全13種類が今回の製品ラインナップです。シークレットは「携帯電話の元祖を思わせる」ものとだけアナウンスされています。それぞれボールチェーンが付いているため、現在使用しているスマホカバーに取り付けるという、時代を超えたコラボも可能です。
デザイン性に優れた憧れのガラケーたちに思いを馳せてみませんか?
(C)2003 KDDI株式会社 (C)2007 KDDI株式会社 (C)BANDAI
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/351520/
- Source:&GP
- Author:&GP
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