凸版印刷株式会社(以下、凸版印刷)と韓国のSOSO H&C社は、小型で軽量なイヤホン型脳波デバイス「b-tone™(ビートーン)」を共同開発。将来的な販売を見据え、マーケティング活動も展開していく。
類を見ないコンパクトさがセールスポイント
凸版印刷は、人の生産性や学習効率の向上に寄与するパフォーマンス向上ソリューションを手がけている。同社が「b-tone™」の開発にあたってタッグを組んだのは、2008年に設立されたSOSO H&C社。脳波デバイスをはじめとして、次世代ウェアラブルデバイスなどの開発を行う企業だ。
これまでの脳波デバイスはヘルメット型やヘッドバンド型が主流で、装着負荷も高かった。それに対して「b-tone™」は非常にコンパクトなため、長時間の装着・計測が容易になる。脳波だけでなく心拍・加速度の計測機能も備えており、活動量などの情報取得を可能とした。
さらに、イヤホンとしての利用にも対応。たとえばテレビ会議などで「b-tone™」を使いながら計測を実施することにより、自然な形で計測を行える。
「b8ta Tokyo – Yurakucho」への参考出展も
現時点で開発段階にある「b-tone™」は、2021年2月1日から同3月31日までの期間、体験型ストア「b8ta Tokyo – Yurakucho」にて参考出展される。現地では、同デバイスによる心理状態の可視化デモを体験できるという。
今回の参考出展を通じ、凸版印刷は2021年度の販売に向けたマーケティング活動を実施。また、ビジネスシーンでの活用を想定して協業先を募っていく。2025年度までに、関連受注を含めて累計約10億円の売上を目指すとのことだ。
(文・早川あさひ)
- Original:https://techable.jp/archives/147478
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:早川あさひ
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