Exynos 2100、Exynos 990を上回るもSnapdragonには及ばず

SamsungのExynosシリーズSoCの画像
 
Galaxy S21シリーズに搭載されたExynos 2100は、Samsungの最新世代システム・オン・チップ(SoC)です。ベンチマークプログラムを実行した結果、前世代のExynos 990に比べて大きく性能と消費電力を改善したものの、QualcommのSnapdragon 888には一歩及ばないことがわかりました。

Exynos 990から大きく性能と消費電力を改善

このベンチマーク結果はTwitterのGolden Reviewer(@Golden_Reviewer)によって公開されたものです。
 


 
それによると、SPECint2006を使ったCPU性能のベンチマーク結果において、Exynos 2100の高性能CPUコアは39.61ポイントを獲得し、Exynos 990の30.95ポイントを大きく上回りました
 
また、電力効率を示す指標でも、Exynos 990の高性能CPUコアが8.09ポイントだったのに対し、Exynos 2100は12.38ポイントと、大きく改善を見せています。
 
Exynos 2100の高性能CPUコアは2.9GHz駆動のARM Cortex-X1プロセッサ、Exynos 990の高性能CPUコアはSamsung独自のM5プロセッサ(2.73GHz駆動)を搭載しています。

Snapdragon 888には一歩劣る

一方、Exynos 2100は、Qualcommの最新世代SoCであるSnapdragon 888には一歩及びませんでした。
 
Snapdragon 888のSPECint2006の性能は42.78ポイント、電力効率の指標は14.07ポイントと、どちらもExynos 2100を上回っています。
 
Snapdragon 888の高性能CPUコアは2.84GHz駆動のARM Cortex-X1プロセッサであり、Exynos 2100とそれほど変わらないですが、システムバスなどの設計が異なる可能性があります。
 
別のベンチマーク結果では、Exynos 2100はSnapdragon 888よりもCPU性能が高いものの、GPU性能は劣るとされています。
 
 
Source:Golden Reviewer(@Golden_Reviewer)/Twitter via Gizmochina
(ハウザー)


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