冬に自転車に乗るとハンドルを握る手はすぐにかじかんでしまう。手袋はマストアイテムだが、風を避けられても指は冷たいままだろう。
そんなときの強い味方となりそうなハンドルバーグリップモジュールを米国在住のマウンテンバイク愛好家が開発した。ハンドルバーの内側からハンドルを温める「Polar Plug」だ。
15分で快適温度に
Polar Plugはハンドルの中にある既存のプラグに代えて使うシリンダー状のモジュール。左右2つのパーツで構成される。
仕組みは至ってシンプルで、モジュールには電気発熱体が仕込まれていて、発熱させて内側からハンドルを温める。ハンドルのエンド部分にくるボタンを押すと加熱が始まり、15分ほどで温まる。
モジュールは摂氏100〜105度に達する。もちろんこの温度だと熱すぎだがこれは内側の温度で、ハンドルバーの表面は最高40度ほどになるとのこと。内蔵センサーが温度をモニターし、かなり寒い状況では出力を高め、また熱くなりすぎないように温度をキープする。
フル充電で5時間駆動
モジュールにはリチウムバッテリーが内蔵され、USB経由で充電して繰り返し使える。使用状況にもよるが、フル充電(要2時間)で最低5時間は駆動するという。
Polar Plugはアルミ製あるいはカーボンファイバー製のフラットなハンドルバーで内部直径が17.5ミリ以上のものであればメーカー問わず使える。冬場だけ活用するというのもありで、通勤や通学などはもちろん、週末に遠出してサイクリングを楽しむという人に良さそうだ。
Polar Plugは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達を展開中。記事執筆時点の出資額は99ドル(約1万円)〜となっている。出資は3月14日まで受け付け、目標額を達成すれば5月に配達される見込み。
- Original:https://techable.jp/archives/147532
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:mizoguchi
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