自宅で映画館を味わえる!? オーストラリア発のスピーカーがクラファン実施中

「ステイホーム」する時間が長くなった昨今、少しでも快適に過ごすためのアイテムは見逃せない。音響製品を開発するPreter Audio社は、新製品のスピーカー「PréterV」をクラウドファンディングサイトCampfireにて先行予約販売キャンペーンを実施している。

「劇場レベル」を体感できるスピーカー

「PréterV」は、コンパクトなスピーカーながらも「劇場レベル」の360°サラウンドサウンドを提供する。Preter Audio独自のサウンドプロジェクションテクノロジーは、部屋の前後に「PréterV」を1-2台置くだけで、映画館で体感するような四方から音楽が聴こえてくる「パノラマサラウンドサウンド効果」を実現可能だという。

また「PréterV」の特徴として、音像定位効果が挙げられる。迫力ある360°サラウンドサウンド効果で、映画を見るときは、音が四方から飛んでくるような臨場感を演出。またゲームでは「音の方向」を認識することができ、敵の位置などがわかるというものだ。イヤホンなしで8D/16Dを体感することができ、より深くゲームを楽しめる。

複数台を簡単に接続できる点にも注目したい。接続するには追加アプリをダウンロードする必要もなく、ボタンを2回押すだけで完了する。小型で持ち運びに便利な653グラムで、内蔵マイク機能で音声通話や音声メッセージにも対応している。20時間以上連続で使用することができ、合計20000時間以上のバッテリー寿命を備えているから驚きだ。

きっかけは「耳鳴り」

Preter Audio創業者のKC Chen氏は、オーストラリアのクイーンズランド音楽学校で音楽制作と機械工学の学位を取得したバックグラウンドを持つ。彼は、大音量の音楽を長時間聴いた際に耳鳴りが起きたことをきっかけとして、音は耳に悪影響を与えてしまう可能性に気付き、「サラウンドプロジェクション技術」の開発を始めたという。

同社は、5年にわたりサウンドテクノロジー製品の開発とデザインに研究開発を進め、独自のサウンドプロジェクション技術を生み出した。その技術を小型Bluetoothスピーカーに応用することで、誰がいつでもどこでも高品質のサラウンド音楽を楽しめる製品を完成。

2020年8月にオーストラリアで発売した「OPSIS」は、クラウドファンディングで942%の達成率を実現。これを受け日本への進出を決定し、新製品「PréterV」を日本の導入に至ったという。今後、自宅環境を改善する需要が高まるにつれて、注目されそうだ。

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