フードサービスの展示会「国際ホテル・レストラン・ショー2021(HCJ2021)」が2021年2月16日~19日に東京ビッグサイトで開催される。
そこに、Keenon Robotics株式会社が開発するサービスロボットが登場。さまざまなシーンで活躍しそうな自律走行可能なロボットたちが展示されるようだ。
配膳ロボット、最新機種も!
まずは、飲食店などへの導入事例が増えている配膳ロボット。今回登場するのは「T1」と「T6」だ。
「T1」は、料理をトレーに乗せてボタンを押すだけでテーブルに自動配送できるロボット。天井にマーカーを貼るタイプとマーカーが不要な「LiDar版T1」が展示される。新機能追加でロボット同士の相互通信が可能になったことや、専用スマートウォッチでフロアのどこからでも呼び出せるという利便性にも注目だ。
「T6」は、フレームの構造をシンプルにして移動可能空間を修正したKEENONの最新機種。「T1」と比べかなりスッキリした印象だ。棚の取り外しが可能なため、小さめの商品を複数運ぶ以外に下膳用のバケツなどを運ぶこともできる。なお、棚の部分をより安全性の高い扉付きのボックスに変えることもできるとのこと。
そのほか、ユニークなロボットが登場!
配膳ロボット以外では、ホテルで活躍しそうな「W3」もユニークだ。「W3」には4つの扉付きトレーがあり、1度に4ヶ所への配送が可能となる。各扉はパスワードを入力しなければ開かない仕組みで、第三者が勝手にトレー内のものに触れられないという安心感が特徴だろう。
サービスロボットを応用して誕生した消毒ロボット「M2」にも注目したい。これは、紫外線照射と液体噴霧機能を組み合わせたロボット。停止ポイント・照射時間・噴霧強度を設定し、あらかじめ移動コースを設定しておくか、使用時に停止ポイント(複数可)を選んでスタートボタンを押すと自動でタスクを実行して戻ってくる。ちなみに、すでに国内の病院で稼働しているという。
今回登場するロボットで最も汎用性が高そうなのが案内ロボット「G2」だ。役所・病院・大型施設・オフィスなどにおいて、あらかじめ登録されている目的地を選ぶとそこまで連れて行ってくれるというロボット。目的地到着後に音声案内や動画案内を設定することができるため、美術展覧会や博物館などでも需要がありそうだ。また、ロボットの上部に広告用の画面を搭載しており、商業施設などでは案内しながらイベント情報などを発信することもできるだろう。
このように、活用シーンに合わせてそれぞれユニークな特徴を持ったロボットが集まる「HCJ2021」。先日Techable(テッカブル)でも取り上げたコネクテッドロボティクス株式会社の飲食店をまるごと自動化するロボットキッチンもここに出展される。
- Original:https://techable.jp/archives/148051
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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