三井物産グループの新規事業開発を担うMoon Creative Labは、1話10分の音声コンテンツを提供するメディア「VOOX(ブックス)」のβ版を2021年2月8日にリリース。2月現在は、60あるすべてのコンテンツを無償提供中だ。
プロが語る10分のエピソード
「VOOX」は、「スキマ時間を活用して、スマートにインプットしたい」と考えるビジネスパーソン向けの音声メディア。アカデミアからビジネスの最前線まで、各界のプロフェッショナルによる音声コンテンツを1話10分で配信している。
リリース時点では、10人のプロフェッショナルによる60回分のエピソードを配信中。また、2020年10月に20周年を迎えた日経ビジネス人文庫とのコラボ企画として、厳選したビジネス書のエッセンスを著者本人による10分の音声解説で配信している。
「リモートワークの合間に散歩しながらインプットしたい」「ウェブ会議で疲れた目を休ませながら学びたい」といった人にはうれしいサービスかもしれない。
アプリ(iOS、Android)のダウンロードはこちらから。
マンガで学ぶ経営学!?
では、どんなプロフェッショナルがどんな話をしてるのか、少し聴いてみた。
早稲田大学ビジネススクール教授 入山章栄氏の「マンガと経営学」というコンテンツでは、マンガ『キングダム』『進撃の巨人』『HUNTER×HUNTER』のワンシーンを経営学の理論で解説している。入山氏のコンテンツはマンガ1作につき2つずつ計6つの10分エピソードが用意されており、「『キングダム』で語るトランスフォーメーショナル・リーダーシップ」などを聞くことが可能だ。
ほかにも、ベンチャー投資家の宮武徹郎氏の「Z世代の行動から考える未来」やAIプロデューサーの野口竜司氏の「AIと共に働く」、宇宙ベンチャー株式会社ALEの創業者 岡島礼奈氏の「宇宙科学で何ができるのか」など幅広いカテゴリのコンテンツが並んでいる。
最近日本では、米国発の「Clubhouse」やフォロワー数などの数字に縛られない「Peer Radio」などの音声SNSが人気のようだ。「VOOX」は、クリエイターやメディア企業、出版社とのコラボ企画などを通じて、ビジネスパーソンの学びを支える音声コンテンツを創出することで音声市場全体を盛り上げていきたいとしている。
- Original:https://techable.jp/archives/148069
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口
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