コロナ禍でオンライン・フィットネスは人気を集めたが、シニア向けに特化している点でBoldは差別化を図っている。科学に基づいたBoldのフィットネスプログラムにより、筋力低下による転倒を防ぎ、シニア層の健康を維持するのが狙いだ。
シニア層の筋力低下を防ぐ
Bold社のサイトには、多くの人は50歳から70歳までに筋力が30%衰え、65歳以上の人のうち3分の1は筋力低下に起因した転倒を毎年経験している、と書かれている。このリスクを軽減するために開発されたのがBoldのシニア向けフィットネスプログラムのようだ。
その人の筋力・柔軟性・バランスに合わせてカスタマイズされたオンラインクラスが提供されるのが特徴で、毎週2~3種類の筋力トレーニングやヨガの講座が配信される仕組みになっている。
カスタマイズされたプログラムと、専門家によるコーチングが月額25ドル、年払いでは180ドルのサブスクリプション形式で受けられるのが魅力と言える。
資金調達によりプログラムの拡充を推進
シニア層の健康維持は、長期的に医療費負担の軽減に貢献することが期待されている。特に、コロナ禍によりシニア層がジムに通うのは感染リスクがあると思われる中、オンラインでのフィットネスプログラムは効果が大きい。
2021年2月には700万ドルの資金調達を行った。専門家を交えたフィットネスプログラムの拡充や、シニア層とのエンゲージメントを高めるコミュニティの構築を推進していくと見られている。
- Original:https://techable.jp/archives/147943
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:佐藤隆之
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