GmailのiOS用アプリが、最新版を使っていても「最新ではない」とアップデートを促す警告を表示する、奇妙な現象が発生しています。原因は、Google自身がアプリを数カ月間にわたってアップデートしていないためとみられます。
最新版アプリが「アップデートしてください」と警告
MacRumorsの読者スペンサー・デイリー氏が、最新バージョンのGmailのiOS用アプリで新規アカウントを追加しようとすると、以下の警告が表示される、とツイートしています。
このアプリは最新ではありません
このアプリを更新してください。ご利用のバージョンは、最新のセキュリティ機能が含まれておらず、安全な状態ではありません。リスクを理解している場合のみ、続行してください。
Google is now telling users its apps are out of date (despite no updates being available)https://t.co/o7UXCzttfo pic.twitter.com/WXmAZ1Se4h
— Spencer Dailey (@SpencerDailey) February 10, 2021
筆者が試したところ、日本語版のGmailアプリでも同様の警告が確認できました。
App Storeのプライバシーラベル回避が目的?
Googleは、同社の提供するiOS用アプリを数カ月間にわたってアップデートしていません。
アップデートを配信しないのは、アプリが収集するユーザーデータの開示を定めたApp Storeのプライバシーラベルを回避するためではないかとの指摘を否定するように、Googleは1月初旬にアプリのアップデートを予告し、1月末にはトラッキングIDの使用をやめると発表していますが、現在もアップデートは配信されていないままです。
Gmailアプリは昨年12月からアップデートされないまま
Gmailアプリは、2020年12月1日に公開された6.0.201115以降、アップデートされておらず、App Storeの「Appのプライバシー」には「詳細が提供されていません」と表示されます。
Google製アプリの中でも、YouTubeなど一部のアプリではプライバシーラベルが表示されますが、多くのアプリでは同様の状態が続いています。
Source:MacRumors
(hato)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-346770/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania
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